大人ニキビと男性ホルモンの関係性について
公開日:2015/07/28 / 最終更新日:2024/04/01
20代以降に発生する「大人ニキビ」の原因と大きく関係しているのが男性ホルモンです。
男性ホルモンは、女性の体内にも存在していて、女性の体内で男性ホルモンが優位な状態になると大人ニキビが発生しやすくなることが最近の研究でわかっています。
今回は、そんな大人ニキビと男性ホルモンの関係についてご説明します。
男性ホルモンが優位になる原因
男性ホルモンが優位になってしまう一番の原因は、不規則な生活やストレスによるホルモンバランスの乱れです。自律神経には、交感神経と副交感神経があるのですが、交感神経が優位になると体全体が緊張・興奮状態になり、男性ホルモンの分泌を促してしまいます。その状態が続くと、女性であっても男性ホルモンが優位な体質へと変わってしまい、ニキビも発生しやすくなってしまうのです。
男性ホルモンが大人ニキビを増やす理由
アンドロゲンとも呼ばれている男性ホルモンは、トリアシルグリセロールという皮脂全体の約5割に相当する物質の分泌を促します。さらに男性ホルモンは、角化細胞の増殖を促して肌の角質を増やしてしまうため、それにより毛穴を塞いでしまいます。毛穴が詰まるとそこに皮脂が溜まってしまうため大人ニキビが発生してしまうのです。
チェックポイントは「Uゾーン」
男性ホルモンによって発生したニキビがどうかを判断するには、顔の側面とモミアゲからあごにかけての「Uゾーン」、それから「鼻の下」「口周り」に注目してみてください。これらはいずれも男性ホルモンの影響を受けやすい部分となっているため、そこにニキビが発生している場合は、男性ホルモンが原因となっている可能性が高くなります。
対策方法は?
男性ホルモンを優位にさせないための一番の対策は、副交感神経が優位となるような生活習慣を取り入れることです。そのため1日の内に何度かはリラックスできる時間を持つようにしましょう。
もし悩みが深刻な場合は、皮膚科を受診し治療してもらうという手もあります。美容皮膚科「シロノクリニック大阪」ではニキビの治療も行っているので、大人ニキビにお悩みの方は是非一度お越しください。