水虫の原因になる「足カビ」にご用心!
公開日:2015/07/22 / 最終更新日:2024/04/01
タイトルの「足カビ」という名前を見て驚いた方は多いのではないでしょうか。
足カビは、事前にどういうものか知っておかないと水虫になってしまうかもしれない、特に夏の時期に注意したい病原菌です。
是非この機会に足カビについての知識を身に着けておきましょう。
足カビってなに?
足カビとは、水虫の原因となるカビのことで正確には「白癬菌(はくせんきん)」と呼ばれています。虫はこの白癬菌という足カビが足の裏や足の指の間などに寄生することで起こる感染症です。
足カビは皮膚のもっとも外側にある「角質」に根を張って増殖していくのですが、ウィルスや細菌のようにヒトの生きた細胞を攻撃することはほとんど無いため、毒性はあまり強くありません。角質は、全身の皮膚に存在しているのですが、足カビは湿った場所を好むため、水虫の症状は蒸れやすいところから現れてきます。つまり、実は水虫は足以外にも発症する可能性がある病気たっだのです。
足カビが潜伏している場所
足カビ(白癬菌)は単独で床の上などに放置された場合は、生命力がないため短期間で死んでしまうのですが、足から剥がれた垢(あか)が落ちていて、温度や湿度が一定の条件で保たれている場所では長く生き残ってしまいます。
そういった足カビが潜伏しやすい場所としては以下のような所が挙げられます。
・お風呂の足ふきマット
・玄関やキッチンのマット
・リビングのカーペット
・トイレのスリッパ
足カビはこのような場所で増殖しながら、人間の足に寄生する機会を伺っているのです。
正しい足カビ対策をしよう!
足カビを体に寄せ付けないためには、以下のような点に注意していきましょう。
・足を毎日洗う
足カビは、ヒトの角質に侵入するまでにおよそ24時間かかるといわれています。そのため、1日1回、入浴やシャワーを浴びるときに足の指の間や足の裏をキチンと洗ってさえいれば、ほとんどの場合は足カビの侵入を防ぐことができます。ただし、あまり洗いすぎると皮膚に傷がついて足カビが侵入しやすくなってしまうため、その点は注意しましょう。
・靴選び
靴については、できるだけ通気性の悪いブーツなどは避けるようにすることが大事です。そして通気性の良い靴を選んで履いている場合でもずっと履き続けるのではなく、毎日違う靴を順番に履くようにした方が良いでしょう。
・定期的な掃除をする
先ほど挙げた足カビの潜伏しやすい場所を定期的に掃除するようにしましょう。特に洗わずに放っておきがちなスリッパ類には注意が必要です。スリッパも定期的にクリーニングしておけば、足カビが足に寄生する可能性を大きく減らせることでしょう。
足カビを退治しておけば、水虫を防ぐことができます。
ぜひこの夏から足カビに注意して、足にも健康的な生活を送るようにしていきましょう。