食事の噛み方で「ほうれい線」ができやすくなるって本当!?
公開日:2019/02/27 / 最終更新日:2022/05/25
ほうれい線ができる原因はいくつもありますが、その中の1つに食事中の噛み方が挙げられます。実は、食事の際に間違った噛み方をしていると、顔が歪んでほうれい線ができやすくなってしまうのです。
普段の噛み方を見直して、ほうれい線の予防・改善につなげていきましょう。
ほうれい線を作る噛み方とは?
ほうれい線を作ってしまうのは、片方の歯だけで噛む「片噛み癖(偏咀嚼癖)」と呼ばれる噛み方です。偏った噛み方をしていると片方の筋肉ばかりが鍛えられ、顔に歪みが生じます。するとその方向にあごが引っ張られて、片方のほうれい線が深くなってしまうのです。しかも片噛み癖は、顔の見た目だけでなく、体全体にまで悪影響を及ぼします。肩や骨盤の歪みまで引き起こし、肩こりや腰痛を招いてしまうのです。
では、そのような誤った噛み方を治すためにはどうしたらいいのか、以下から詳しく見ていきましょう。
ほうれい線を予防・改善する正しい噛み方とは?
・意識して両側で噛む
ほうれい線を解消するためには、片側で噛む癖を改善することが大切です。あごをまんべんなく動かし、両側で噛むように意識することを心がけましょう。食べ物を口に入れたら、左右10回ずつ交互に噛むのがポイントです。意識して両側で噛むようにすれば、意外と簡単に正しい噛み方が定着するようになります。
ただし、TVを見ながら食事をしたり、人と会話をしながら食べたりすると、また同じように片噛みになってしまう恐れがあります。正しい噛み方が身につくまでは、ながら食いを避けることをお勧めします。
・ガムを使ってトレーニングをする
噛み方は、食事のとき以外にも改善することができます。それはガムを使った咀嚼トレーニングです。ガムを口に入れたら、左右10回ずつバランスよく噛むようにしましょう。
なお、このときに使うのは、少し硬めのキシリトールガムがお勧めです。3つほど一度に噛むと、より噛みごたえが増すため、咀嚼トレーニングに効果的です。
・歯並びを矯正する
歯並びが悪いと、いくら正しく噛もうとしてもなかなか改善しないもの。その場合は、歯並びを矯正するのが一番手っ取り早い改善策となります。コストや時間はかかりますが、歯並びを矯正することで骨格までもが変わることもあります。より美しくなりたいという方にお勧めです。
また、虫歯を治すだけで噛み方が改善することもあります。虫歯は美容だけでなく健康にも関係してくるためきちんと治療することが大切です。
日々の食事中の噛み方に歪みがあると、顔全体や体まで左右非対称になってしまう恐れがあります。若々しさと美人度を損なわないために、日頃の噛み方を見直しましょう。