「そばかす」ができやすい方の特徴や体質とは。原因もチェック!
公開日:2020/04/06 / 最終更新日:2022/02/01
そばかすとは、両頬を中心に現れる色素斑のことで、「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれます。このそばかすに悩む方がいる一方で、まったくできないという方も多いです。そばかすができやすい方にはどのような特徴があるのか、そばかすの発生原因から詳しくご紹介します。
そばかすができやすい方の特徴
色白
そばかすは白人に多く、日本人の場合は色白の方に多いといわれています。これには、体内で生成されるメラニン色素が大きく関係しています。メラニン色素には2つの種類があり、褐色~黒色のユーメラニン、黄色~赤色のフェオメラニンに分けられます。生まれつきフェオメラニンの含有量が多い方は肌が白い傾向にあり、そばかすができやすい体質になります。
そばかすの多い親族がいる
メラニン色素を作る体質には、遺伝が大きく関係しています。体内には「MC1R(メラノコルチン1受容体)」という遺伝子が存在し、この遺伝子パターンによって体内で生成されるメラニン色素の種類が変化します。この遺伝子の関係により、そばかすが多い親から生まれた子供は、必然的にそばかすができやすい体質になると考えられます。
多量の紫外線を浴びている
紫外線は一般的なシミ(老人性色素斑)だけでなく、そばかすの原因にもなります。もともとそばかすができやすい体質の方が強い紫外線を浴びると、その刺激から肌を守るためにメラニン色素が作られ、そばかすが増えてしまうのです。
先ほどもお伝えした褐色~黒色のユーメラニンは紫外線を防御する働きが強い一方、黄色~赤色のフェオメラニンはその働きが弱いという特徴があります。フェオメラニン含有量が多い方は、紫外線に対してより十分な注意が必要といえるでしょう。
肌をこすっている
顔のスキンケアやメイクをする際、肌を強くこすっていませんか? 実は肌への摩擦は、そばかすを増やす要因になります。紫外線を浴びたときと同じように肌に刺激が加わり、メラニン色素が多量に生成されてしまうのです。過剰なスキンケアやマッサージも刺激になるので、やさしいケアを心掛けましょう。
幼少期~思春期の方
遺伝による先天的なそばかすは、幼少期から思春期にかけて多くなります。このタイプは大人になるにつれて徐々に薄くなる傾向にあるので、子供の頃はそばかすを無理に改善しようとせずに、紫外線対策や低刺激なスキンケアを心掛けながら、経過を見ることをお勧めします。
消えないそばかすにはレーザー治療が有効
そばかすには遺伝が関係しているため、セルフケアでの改善は難しいとされています。もし大人になっても消えないそばかすにお悩みなら、レーザーでの治療がお勧めです。そばかすを薄くしたい方は、当院へお気軽にご相談ください。