ワキガかどうか判断できる? 耳垢によるセルフチェック方法とは
公開日:2019/02/28 / 最終更新日:2022/05/24
ワキガの臭いは自分で気がつきにくく、確認しづらいという特徴があります。このことから、「もしかしたら自分もワキガかも……」と心配している女性は少なくありません。もし自身のワキガに悩みがあるという方は、一度自分の耳垢の形状や色をチェックしてみることをお勧めします。
今回は、耳垢とワキガの関係や、耳垢によるワキガのセルフチェック方法をご紹介します。
耳垢とワキガの関係とは?
そもそもワキガの臭いは、アポクリン腺から出る分泌物が原因です。アポクリン腺は脇の下だけでなく耳の中にも存在しているため、ワキガの人の耳垢はアポクリン腺からの分泌物によって湿っている可能性が高くなります。日本人の場合、耳垢が湿っている人は全体の20%ほどといわれていますが、そのうちの約90%がワキガであるともいわれているのです。
ちなみに耳の中にアポクリン腺があるからといって、耳からワキガの臭いがするわけではありません。しかし耳垢が溜まると不衛生ですし、難聴を引き起こすこともあるので、定期的な耳掃除は欠かさないようにしましょう。
ワキガの人に多い耳垢のタイプ
ではここからは、ワキガの人に多い耳垢の形状や色をご紹介します。自分の耳垢と比較して、ワキガのセルフチェックに役立てましょう。
・飴状の粘つきがある
・湿っている
・黄褐色である
ちなみにワキガの度合いによって、耳垢の粘度が変わるといわれています。
重度のワキガだと、ねっとりとした飴状の耳垢になりやすく、中度~軽度のワキガの場合は、綿棒が湿る程度という特徴があります。
一方、耳垢がカサカサと乾燥している方は、ワキガ体質ではない可能性が高いといえるでしょう。
耳垢をチェックする際の注意点
耳垢をチェックする際は、タイミングにも注意が必要です。運動後やお風呂上がりは耳の中に汗や水分があるため、誰でも耳垢が湿った状態になってしまいます。また、緊張しているときも汗をかくので、タイミングとしては好ましくありません。できれば自宅などでリラックスしているときに、耳かきや綿棒で耳垢を採取し、チェックするようにしましょう。
以上、耳垢とワキガの関係についてお伝えしました。ワキガのセルフチェック方法は多数ありますが、中でも耳垢でのチェックは信頼度が高いといわれています。
ただし、耳垢が湿っている人全員がワキガというわけではありません。また、乾燥した耳垢の人でも、まれにワキガ体質の方がいらっしゃいます。どうしても判断がつかないようなら、医師などの専門家に相談し、最終的なチェックをすることをお勧めします。