寒い季節に増える指先のささくれ…… 原因とケア方法をご紹介!
公開日:2020/02/20 / 最終更新日:2020/05/23
寒さや乾燥の厳しい季節に多い悩みとして、指先のささくれ(さかむけ)があります。見た目こそ地味ですが、水仕事の際に染みたり痛みに悩まされたりする厄介な傷です。
では、ささくれができてしまった場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。今回は、ささくれができる原因とケアの方法をご紹介します。
■ささくれができる原因
・肌の乾燥
冬場はただでさえ乾燥しやすい季節です。さらに、指先は石鹸やシャンプーなどで刺激を受けたり、水仕事で油分が奪われたりしやすいため、乾燥がさらに進んでしまいます。
肌が乾燥したことで手荒れが起こり、爪の周辺の皮膚が裂けた結果、ささくれができてしまうのです。
・栄養不足
皮膚はたんぱく質で作られています。また、肌の健康維持にはビタミンやミネラルといった栄養素も必要です。
そのため、不規則な生活や栄養バランスの偏った食事をしていると肌の栄養が不足し、ささくれが起こりやすくなります。
・ネイルリムーバーにも注意
ネイルを落とす際に使うネイルリムーバー(除光液)にも注意が必要です。多くのネイルリムーバーに含まれているアルコールやアセトンは指先の乾燥を引き起こすため、肌のバリア機能が衰え、ささくれができやすくなってしまいます。
■ささくれができた場合のケア方法
乾燥や生活習慣に気を使い、しっかり対策していても、ささくれができてしまうこともあります。その際はどのようにケアすれば良いのでしょうか。
・ささくれができたらすぐに切る
ささくれを見つけたら、消毒した清潔なニッパーやハサミで根元から切り取り、傷口が広がらないようにしましょう。ささくれを切った後、患部に血がにじんでいる場合は、消毒してから絆創膏を貼る必要があります。
・水仕事の際は手袋を
肌の乾燥を引き起こしやすい水仕事の際は、ゴム手袋などで手を保護するのがお勧めです。また、低刺激な洗剤を使用すると肌荒れが起こりにくくなります。
・保湿を徹底する
ハンドクリームやローションを使って、指先までしっかり保湿することで、ささくれをケアできます。手を洗った後など、こまめに塗り直すように心掛けましょう。
・食生活を見直す
日頃の食生活を見直し、身体の内部からささくれが起こりにくい環境を作る必要もあります。肌荒れに効果があるビタミンBやビタミンC、ミネラル、たんぱく質を含む食材を積極的に摂ることが大切です。
ささくれのケアや予防のためには、保湿と食生活の見直しが欠かせません。
悪化すると化膿したり感染症になったりすることもあるため、たかがささくれと油断せず、しっかりとケアするようにしましょう。