辛い花粉症は食事で改善できる? 花粉症対策に摂り入れたい食材とは
公開日:2020/02/17 / 最終更新日:2020/05/23
冬が終わりだんだんと暖かくなるにつれて、花粉を気にする日も増えてくる春先。この時期はマスクが必須という方も多いのではないでしょうか。
今回は、辛い花粉症の改善が期待できるお勧めの食材について解説します。
■花粉症の症状と原因
花粉症は、花粉に対する体の免疫反応です。くしゃみや鼻詰まり、目のかゆみや充血を引き起こし、花粉の種類によっては皮膚のかゆみや咳、食欲の減退といった症状が現れることもあります。
花粉症になってしまう原因の一つに、免疫力の低下が挙げられます。そして、免疫力低下の原因となるのが腸内環境の悪化や睡眠不足、ストレスなどです。腸内悪玉菌の増殖や睡眠不足によって免疫力が低下すると、花粉症の症状も悪化しやすいといわれています。
■花粉症は免疫力を高める食材で改善
花粉症の辛い症状を和らげたいという方は、食事を見直してみるのがお勧めです。ここでは、花粉症対策に摂り入れたい、免疫力アップが期待できる食材をご紹介します。
・乳酸菌を含む食材
乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やして腸内バランスを整える効果のほか、花粉症の原因となるIgE抗体の活動を和らげる働きがあります。
ヨーグルトや納豆、ぬか漬けや味噌、キムチといった、乳酸菌を含んだ発酵食品を摂り入れるのがお勧めです。
・青魚
青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)には、花粉症を引き起こす物質の発生を抑える働きがあります。サバやイワシ、ブリといった青魚を意識して摂り入れることが大切です。
・えごま油やアマニ油
えごま油やアマニ油には青魚に含まれるDHAと同じオメガ3脂肪酸のα-リノレン酸が多く含まれています。
これらの油は加熱調理には向いていないため、サラダのドレッシングとして、またヨーグルトやサラダにティースプーン1杯ほどの量を垂らして摂り入れるのがお勧めです。
このほか、善玉菌のエサになる食物繊維を多く含んだ根菜類や大豆、海藻などの食材を摂り入れつつ、アルコールや肉類、ジャンクフードといった、アレルギー症状を悪化させる恐れがある食材の摂りすぎにも注意しましょう。
■花粉に負けない身体を作ることが重要
毎年、花粉の季節はアレルギー症状に悩んでいるという方は、毎日の食事から見直してみてはいかがでしょうか。腸内環境を整え、免疫力を高める働きを持つ食材を上手に摂り入れながら、症状の改善に努めましょう。