肩や首のこりは冷えが原因かも……体のこりをほぐす対策法
公開日:2019/03/08 / 最終更新日:2022/05/24
肩や首がこっていると仕事や家事にも影響が出てしまいますが、どうして体がこるのかご存知ですか?
今回は、体のこりの原因やこりの解消法についてご紹介します。
肩こりや首こりの原因
肩や首がこるのは、重さ5~6キロもある頭を支えているためといわれています。日本人は頭の大きさの割に体が華奢で、加齢による筋力の低下により肩や首がこりやすいといわれています。
・体のこりを招く冷え
日頃運動をしない方やデスクワークが多い方などは筋肉量が少なく、血液を心臓に送るポンプ機能がうまく働かなくなっていることがあるため、血行不良になりやすいです。全身に血液が行き渡らなくなると体が冷えて筋肉が硬くなってしまうので、肩こりや首こりが起きやすくなります。
・こりは疾患による可能性も
こりを放置しておくと痛みに変わることもあるため、早めに対処する必要があります。
ただ単にこっているだけではなく、更年期障害や四十肩といった疾患による症状の可能性もあるので、肩こりや首こりの他にも不調がある方は一度医師に相談してみましょう。
日常生活で簡単にできるこり解消法
こりは筋肉が硬くなっている状態なので、こりを解消するためには筋肉の緊張状態をほぐす必要があります。筋肉を緩めるには体を動かしたり、温めたりして血行を良くするのが効果的です。
・入浴時にできる血行促進
こりを感じているときは、こっている箇所に約40℃のお湯と水を交互にかけることで血行促進効果が期待できます。また週に数回湯船に浸かるだけでも体が温まるので、忙しくても湯船に浸かる習慣を身につけましょう。しっかり全身まで浸かり、湯船のなかで肩を動かすストレッチを行うのもお勧めです。
・血行を良くするマッサージ
マッサージを行うことで血液の流れが良くなります。自分でマッサージを行う場合はさすったり軽くもんだりする程度にして、強い刺激を与えすぎないようご注意ください。刺激が強いと筋肉に余計な疲労を与えたり、小さな傷をつけたりすることもあり症状が悪化する可能性があります。
これらの方法に加えて、ウォーキングやストレッチなどの適度な運動を行ったり、カイロを使ってこりやすい部分を温めたりすることで予防することができます。
他にも生野菜や冷たい飲み物といった体を冷やす食べ物を避けて、エネルギーを作るたんぱく質や炭水化物を中心に温かい食べ物を摂るのもお勧めです。
体のこりを軽減させるためには血行を良くすることが大切なので、冷えや運動不足には注意しましょう。こり対策を毎日の生活に取り入れて、健康的な体を手に入れてください。