睡眠不足は美容の大敵! 睡眠の質を高めるために必要なこととは
公開日:2020/01/23 / 最終更新日:2022/02/01
睡眠を十分にとれなかった日の朝、鏡を見てなんとなく肌がくすんでいるように見えたり、化粧のノリが悪いと感じたりしたことはありませんか。
実は睡眠と美容は密接に関わっていて、良質な睡眠は美肌への近道ともいわれています。今回は睡眠と美容の関係、そして睡眠の質を高めるポイントをご紹介します。
■睡眠と肌の関係
睡眠と美容は、どのように関わっているのでしょうか。睡眠不足が肌に及ぼす影響には、以下のようなことが考えられます。
・成長ホルモンの分泌が乱れる
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、皮膚の再生が行われます。しかし、睡眠不足や不規則な就寝時間が続くと成長ホルモンがしっかり分泌されず、肌トラブルを引き起こしやすくなります。
・自律神経が乱れる
不規則な生活習慣が続くと、自律神経が乱れます。自律神経が乱れると血行不良が起こるため肌に栄養が行き届かず、くすみなどの肌トラブルの原因となるのです。
また、睡眠不足はホルモンバランスも崩してしまうため、皮脂の過剰分泌によるニキビなどができやすくなります。
■理想的な睡眠時間はどのくらい?
成長ホルモンの分泌や肌のターンオーバーを促進させるためには十分な睡眠時間が必要です。では、十分な睡眠とはどのくらいの時間を指すのでしょうか。
・理想は8時間睡眠がベスト
成長ホルモンは6時間ほどかけて全身に行き渡り働きます。そのため、8時間程度の睡眠時間を確保できるのが理想的です。忙しくそんなに睡眠時間を取れないという場合でも、最低6時間は寝るように心掛けましょう。
・眠り始めが重要
肌や髪の再生を促す成長ホルモンは、眠り始めの3時間に集中して分泌されます。この3時間のうちに深く眠ることができれば、成長ホルモンを最大限分泌できるのです。
■睡眠の質を高めるためのコツ
美容に大きな影響を与える睡眠ですが、眠りの質も重要となるため、必ずしも「6時間以上寝ているから大丈夫!」とはいえません。眠りの質を高めたい方は、以下のポイントを参考にしてみてください。
・ぬるめのお湯に浸かる
眠りの質を高めるためには、日中活発になっていた交感神経から副交感神経が優位に働くよう切り替えることが大切です。
副交感神経を優位にするには入浴が最適です。寝る90分ほど前に、38~40度のぬるめのお湯に10~20分浸かるようにしましょう。お湯の温度が高すぎると、交感神経が活発になってしまうため注意が必要です。
・就寝2時間前にはスマホを手放す
スマホやパソコン、テレビなどのブルーライトは、眠気を誘うメラトニンというホルモンの分泌バランスを崩してしまいます。就寝の2時間前くらいにはスマホを手放し寝室を暗くしましょう。
なかなかスマホを手放せないという方は、画面をナイトモードにして暗くしたり、ブルーライトフィルターアプリを使ったりすることから始めてみてください。
スキンケアやバランスの良い食事と同じように、毎日の睡眠は健やかで美しい肌作りに大きく影響するものです。まずは、自分の睡眠前の行動や睡眠時間を振り返り、眠りの質の改善に努めましょう。