ざらざらしたサメ肌は乾燥肌が原因? 改善のためのケア方法
公開日:2019/12/23 / 最終更新日:2022/02/01
ふと二の腕を触ると肌がざらざらしている、そんな経験はないでしょうか。皮膚に細かなぶつぶつができ、触るとざらざらしている「サメ肌」は、ケアをしてもなかなか治りにくいのが特徴です。
手ごわいサメ肌をどのように改善したら良いのか、またサメ肌が起こってしまう原因をご紹介します。
■サメ肌は「毛孔性苔癬」に近い症状
サメ肌は実際にある病名ではなく、医学的には「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」といわれる皮膚疾患が近いです。
症状としては、二の腕や太ももの毛穴が何らかの理由で詰まり、表面の角質が分厚くなって盛り上がった結果、ブツブツした状態に変化します。
では、サメ肌になりやすい方はどのような特徴があるのでしょうか。
・家族に毛孔性苔癬の方がいる方は発症しやすい
サメ肌は人から人へ感染することはありません。
しかし、ご家族に毛孔性苔癬を持っている方がいる場合は発症しやすいとされています。
・アトピー性皮膚炎や肥満体型
アトピーや肥満体型の方はサメ肌になりやすい傾向あります。性別によってサメ肌になりやすいといったことはありませんが、女性の場合は肌のスキンケアのときに気付きやすく、サメ肌を気にすることが多いため、女性に多いと勘違いされているようです。
■サメ肌を改善するケア方法
サメ肌に痛みなどの症状はないことが多いですが、跡が残ったり色素沈着を起こしたりする可能性があるため、早めにケアを行う必要があります。
ブツブツとした毛穴の盛り上がりを改善するには、皮膚を柔らかくすることが大切です。そのため、角質ケアと保湿ケアを行うことが重要といえます。
・尿素を含んだアイテムでのケア
尿素が含まれているスキンケアアイテムを使って保湿を行いましょう。
尿素には保湿効果だけでなく硬くなった角質を柔らかくする働きがあるため、ブツブツした肌の緩和が期待できます。
・湯船に浸かる
サメ肌の改善には肌のターンオーバーを促すことも大切です。湯船に浸かるなど、血行を良くすることを心掛けましょう。
ただし、熱すぎる湯船は肌の水分を奪ってしまうため、ぬるま湯にゆっくり浸かるのが効果的です。
■こまめなスキンケアケアでサメ肌を改善
肌触りも見た目も気になるサメ肌は、こまめなスキンケアで少しずつ改善することができます。水分不足に陥りやすい冬場は、角質のケアと保湿のケアをしっかりと行い、キレイな肌を保つようにしましょう。