冬になると「肌の赤み」が気になる……考えられる2つの原因とは
公開日:2019/12/16 / 最終更新日:2020/05/26
「冬になると肌に赤みが出やすい」と悩む女性は少なくありません。中には、ピリピリとした刺激やブツブツとした湿疹とともに赤みが現れる方もいらっしゃいます。なぜ冬の肌には赤みが現れやすいのか、考えられる原因を対策方法と一緒にご紹介します。
冬の肌の赤みの原因とは
肌の乾燥
肌が赤くなる原因の1つに、乾燥が考えられます。肌の水分量が低下するとバリア機能が衰え、炎症を起こしやすくなります。炎症を起こした部分は一時的に毛細血管が拡張するのですが、その血管が透けて見えることで肌が赤く見えるのです。このケースの場合、乾燥によって肌が敏感になっているため、ピリピリとした刺激を感じやすいのが特徴です。
寒暖差
冬は屋外と屋内の温度差が激しくなります。実はこの温度差も、肌の赤みを引き起こす原因になります。毛細血管の収縮と拡張がくり返されると、結果的に拡張したままになり、赤みが現れてしまうのです。
また、冷たさや暖かさの刺激が、蕁麻疹を引き起こすこともあります。この症状は「寒冷蕁麻疹」「温熱蕁麻疹」と呼ばれ、膨疹やかゆみをともなうことも少なくありません。
冬の肌の赤みを防ぐには
肌のバリア機能を高める
肌のバリア機能が低下すると炎症を起こしやすくなり、結果的に赤みを招いてしまいます。バリア機能が低下する原因は、肌の乾燥、摩擦、血行不良、ストレス、睡眠不足、栄養不足など、さまざま。冬の場合、湿度の低下による乾燥が大きく関係していますので、まずは保湿をしっかりおこなうことが大切です。強くこすると肌表面が傷ついてしまうので、手のひらで優しくケアしてください。
冷風や温風から肌を守る
屋外での冷たい風、室内の暖房の風から肌を守ることも、赤みの軽減につながります。屋外ではマスクで顔を守る、室内では暖房の風を直接肌に受けない、などの対策を心掛けましょう。肌触りの悪いマスクだとかえって肌荒れを招いてしまうので、できるだけ刺激の少ない柔らかい素材のものをお勧めします。
消えない赤みにはレーザー治療が有効
頑固な赤ら顔に悩まされている方には、シナジーによる治療が有効です。ヘモグロビンに吸収されるレーザーを照射することで、気になる赤みを改善します。スキンケアや生活習慣などの見直しても赤みが軽減されない場合は、ぜひご相談ください。
冬は誰でも肌が赤くなりやすい季節ですが、赤みが強すぎるとコンプレックスに感じてしまうもの。まずはスキンケアや生活習慣を見直し、それでも緩和されない場合は、レーザー治療での改善を目指しましょう。