身体の冷えは不調の元! 冬が来る前に冷え性対策を知っておこう
公開日:2019/12/07 / 最終更新日:2022/02/01
男性に比べると身体の熱を生み出す筋肉量が少ない女性は、冷え性の方が多いとされています。肩こりや頭痛、肌荒れなど、冷え性はさまざまな不調を引き起こすため、冬の厳しい寒さの前に冷え性対策を見直すと良いでしょう。
この記事では、寒い時期に取り入れたい冷え性対策をご紹介します。
■簡単に行える冷え性対策
・身体を温める食材を摂る
食材は身体を冷やすものと温めるものに大きく分けることができます。身体を温める効果を持つ食材を積極的に摂るようにしましょう。
キュウリやトマトなど、夏が旬の食材や熱い地域で取れる食材は身体を冷やす効果を持つものが多いですが、そのような食材は熱を通してから食べるのがベストです。
<身体を温める効果を持つ主な食材>
カボチャやニンジンなどの根菜類、肉類、魚類、クルミ、にんにく、シナモンやナツメグなどのスパイス類など
・朝食はしっかり摂る
朝は一日の中で最も体温と代謝が低い時間なので、しっかりと朝食を摂り体温と代謝を高める必要があります。
ポタージュスープやお粥などの温かく消化の良いものを朝食にすると良いでしょう。
・足湯をする
身体は心臓から遠い位置ほど冷えを感じやすくなります。足元を中心に、下半身を重点的に温めることが大切です。
冷えが強い場合、足湯は特に効果が期待できます。くるぶしから指3本分ほど上にある、「三陰交」が隠れるくらいまでを熱めのお湯に浸け、お湯を足しながら体が温まるまで続けてください。
・首、お腹、手首、足首を温める
首、手首、足首は皮膚のすぐ下に血流の多い動脈が流れているため、そこを温めると効率的に全身が温まります。
また、内蔵が集まる腹部も温めると良いでしょう。カイロをはじめ、マフラーや腹巻などを上手に活用し、この4か所を冷やさないことが大切です。
ただし、厚着のし過ぎは血流を悪くしてしまうため逆効果になります。また、暖房の効いた室内での厚着は汗をかきやすく、身体が冷えることにつながりかねません。
下半身はしっかり目に温め、上半身は場面に合わせて調整ができるよう、脱ぎ着しやすい服装で対応すると良いでしょう。
・関節を動かす
関節が硬くなると血行が悪くなり冷えが悪化してしまうため、手首や足首などの関節を動かすことも大切です。
ストレッチなどを行い、血行を良くするように努めましょう。また、手足両方でグーパーを繰り返す動きも血行を促進するため、単純ですが冷えに効果があります。
上記のものはどれも簡単に行えますが、冷え症対策として非常に効果的です。生活に取り入れて、辛い冷えを撃退しましょう。