意識するだけで太りにくい! ダイエットに適した夕食の時間帯
公開日:2019/12/04 / 最終更新日:2020/06/02
ダイエットのために「何をどれくらい食べるか」と、食事の内容や量に気をつけている方は多いはずです。しかし効率よく痩せるためには、「何時に食事を食べるか」も大切だってご存じでしたか? その理由を、ダイエット成功につながる夕食の時間とあわせてご紹介します。
ダイエットのために「食事の時間」が重要な理由とは
たとえ同じ量の食事でも、「夜遅い時間に食べると太る」といわれています。その理由には、BMAL1(ビーマルワン)というタンパク質が関わっています。BMAL1は肥満遺伝子とも呼ばれていて、エネルギーを脂肪として体に蓄える働きがあります。
実はこのBMAL1は、時間によって分泌される量が異なり、もっとも増えるのが22~翌2時です。つまりこの時間帯に食事をすると、BMAL1の影響で太りやすくなります。このメカニズムこそが、「夜遅い時間に食べると太る」といわれる所以なのです。
ダイエットに適した「夕食の時間」は?
では、BMAL1の働きを踏まえたうえで、何時に夕飯を食べると太りにくいのでしょうか。BMAL1は基本的に、昼に減って夜に増えるようになっています。このことを考えると、18時ごろの夕食が理想的です。遅くても、20時には食べ終わったほうが良いでしょう。
帰宅の時間がどうしても夜遅くなる場合は
もし残業などで「帰宅するのが20時以降になってしまう」と分かっている場合は、18時頃に軽く食事をとっておくことをお勧めします。おにぎりやゆで卵、味噌汁などでお腹を満たしておきましょう。そして帰宅後に空腹感がある場合は、野菜スープなど、軽めの食事で済ませます。このような食事方法なら、ダイエットに大きな支障をきたすこともありませんし、空腹によるストレスも回避できます。
どうしても食べたいものは昼食もしくは15時に
ダイエット中でも、「ラーメンや唐揚げが食べたい!」などの衝動にかられるときがありますよね。そんなときは、昼食で食べたいものを食べるようにしましょう。なぜなら正午~15時は、BMAL1が減っているタイミングのため。もちろん糖質や脂質の過剰摂取はNGなので、野菜などと一緒にバランスよく食べましょう。
もし甘いものが食べたいときは、15時のおやつタイムに食べるとダイエットへの影響を最小限に抑えることができます。その場合は、昼食もしくは夕食を少し控えめにするのがポイントです。
ダイエットを成功させるためには、食事の量だけでなく、食べる時間にも気を配る必要があります。夜遅くの食事は避けて、引き締まった健康的なスタイルを目指していきましょう。