体臭が気になる! ニオイを防ぐための食事法とは?
公開日:2019/11/27 / 最終更新日:2020/06/02
毎日お風呂に入り清潔にしているつもりでも、体臭に悩まされている方もいらっしゃるでしょう。その気になるニオイの原因は、日頃の食生活にあるかもしれません。
そこで今回は体臭が気になる方に向けて、体臭を強くしてしまう食べ物、ニオイを防ぐための食事法をご紹介します。
■体臭を強くしてしまう食べ物
・香辛料
ネギやたまねぎ、にんにくなどの香味野菜にはビタミンB1の吸収を助ける「アリシン」が含まれています。「アリシン」は抗酸化作用や強い殺菌作用を持ち、疲労回復や血流改善など、体に良い効果が多くあるとされる成分です。
しかしアリシンは胃で消化されたあと、血液中に取り込まれて全身をめぐり、汗となって皮膚から排出されるため、体臭としてニオイを発生させてしまうのです。
・ジャンクフード
ジャンクフードに含まれている食品添加物が体内に吸収されると、異物として認識され、解毒するために大量の活性酸素が発生します。活性酸素が発生すると皮脂が酸化してしまい、脂っぽいニオイとなってしまいます。
・肉類
肉類にはたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は体内で消化されたあとアミノ酸に分解されますが、一部がアンモニアへと姿を変えます。これが体臭の原因となってしまうのです。
■体臭を防ぐための食事法とは?
体臭をきつくしてしまう食べ物をご紹介しましたが、体臭を防ぐためにはどのような食べ物を摂取するべきなのでしょうか。
・オリゴ糖や食物繊維などの腸内環境を整えるものを食べる
オリゴ糖は腸内の善玉菌の栄養源となり、食物繊維は悪玉菌や有害物質を減らす働きがあります。これらを含む食べ物を摂取し腸内の善玉菌を増やすことで、悪臭成分が発生するのを抑えられます。
・抗酸化食材を食べる
抗酸化食品は、強い体臭を発生させる原因のひとつである活性酸素の働きを抑える効果を持ちます。過剰な活性酸素の働きを抑えることで、体臭予防につながるのです。
抗酸化作用のあるリコピンやポリフェノールを含んだトマト、味噌といった食材を摂取するようにしましょう。
・アルカリ性の食品を食べる
アルカリ性の食品は、アンモニア臭の原因となる「乳酸」の発生を抑える働きをもちます。
アルカリ性食品には、緑黄色野菜やキノコ類、海藻類、豆類、梅干しといったものがあります。
体臭を抑えるためには、体臭を強くしてしまう食べ物の食べ過ぎに注意するなど、日頃の食生活を見直すことが大切です。消臭対策と共に、食生活の見直しも行っていきましょう。