意外と早い……たるみが目立ち始める「年齢」とは
公開日:2019/11/26 / 最終更新日:2020/06/07
肌の悩みは年を重ねるごとに増えていきますが、特に加齢とともに気になり始めるのが「たるみ」です。顔のたるみが進行すると見た目にさまざまな変化が生じ、老けた印象を与えてしまいます。肌のたるみが目立ち始める年齢はどれくらいなのか、たるみとともに現れる変化とあわせてご紹介します。
肌のたるみが目立ち始める年齢は?
一般的に肌のたるみが進行し始めるのは、30~40代といわれています。実際、「30を過ぎてから肌にハリを感じにくくなった」という方は多いもの。
一方、20代でも「シワが気になる」という方がいらっしゃいますが、多くは乾燥が原因で、たるみの影響は少ないと考えられます。ただし、肌の乾燥や紫外線ダメージを放置していると、20代でもたるみが進行しやすくなりますので油断は禁物です。
30~40代の肌にたるみが現れる理由とは
コラーゲンが減少するため
肌の弾力を保つためには、コラーゲンが欠かせません。しかし、私たちの体内に存在するコラーゲン量は、加齢とともに減少しています。20代半ばから徐々に減り始め、40歳のときには20代の約半分にまで減ってしまうのです。
コラーゲンが減少する原因は、加齢による新陳代謝の低下や、紫外線ダメージなど。この変化が、肌のたるみを引き起こす一因になります。
筋肉が衰えるため
筋肉は、皮膚を支える柱のような役割を担っています。しかし、年齢を重ねると筋肉をあまり動かさなくなる影響で、どんどん衰えていきます。すると肌にもハリがなくなり、たるみが目立つようになるのです。
また、筋肉には老廃物を押し流すポンプのような役割もあります。筋肉が衰えれば、むくみや脂肪の蓄積によるたるみも進行しやすくなってしまいます。
肌のたるみとともに現れる変化
ほうれい線が目立つようになる
頬のたるみが進行すると、口元との境目に皮膚が覆いかぶさり、ほうれい線が目立つようになります。仰向けで寝たときにほうれい線が目立たなくなるようなら、頬のたるみが進行している証拠といえるでしょう。
顔が縦に長くなる
人の顔は、加齢とともに縦に長くなる傾向があります。これは、皮膚や脂肪が垂れ下がることが原因です。肌にハリがなくなる影響で、フェイスラインも下に伸びてしまいます。
二重あごになる
「太ったわけでもないのに二重あごになった」という場合は、肌のたるみが関係している可能性大。垂れて余った皮膚があごの周りに溜まり、二重あごを引き起こしてしまうのです。この場合、首のたるみや横ジワなども同時に目立つ傾向があります。
以上のように、肌のたるみは30代から目立ち始めます。40代になると、セルフケアだけでは改善できないことも多いもの。美しくハリのある肌を保つために、美容皮膚科での定期的なメンテナンスも取り入れてみてはいかがでしょうか。