食べないダイエットのリスクとは？

「炭水化物を一切食べない」「糖質カット」「肉を食べない」など、いわゆる「食べないダイエット」にはさまざまなリスクがあります。
まず、1日に必要となるエネルギーを十分に摂取していないと栄養不足になります。そこからめまいや貧血を起こしたり、体内の免疫力が低下して風邪をひきやすくなったりします。女性の場合はエストロゲンの分泌量が減ることで生理不順になることもあり、肌や髪のツヤがなくなることで老けて見えてしまう原因にもなります。

正しい食事が健康的なダイエットの鍵

極端な食事制限や食べないダイエットは体に悪い影響を与えてしまいますが、ダイエットに食事制限が全く必要ないというわけではありません。ダイエットを効率よく行うには、正しい食事制限が大切です。

・自分の生活を見直すことがダイエットの第一歩
効果のありそうなトレーニング方法や食事法を目についたものから取り入れてみるのも悪いことではありませんが、より効率的にダイエットを行いたいのであれば、まずは現在の生活を見直すことが大切です。野菜の摂取量や外食の頻度など食生活のことはもちろん、睡眠時間や運動量など、毎日の生活を一通り見直して太った原因を探しましょう。

・バランスの良い食事で健康的に痩せよう
自分の食生活を見直したら、次に必要なのはバランスの良い食事です。ダイエットで避けられがちな炭水化物は体を動かすために必要なエネルギーとなるため、過剰摂取しない限りしっかり取り入れることが大切です。あわせて肉や魚、卵などのタンパク質を摂取すると基礎代謝が上がり、食べたものが脂肪として蓄積するのを回避してくれます。特に筋肉のトレーニングをする方はタンパク質を十分に摂取することで、トレーニング効率のアップにつながります。
そのほか、両手のひらに乗るくらいの野菜を毎回の食事で摂取すると、野菜に含まれるミネラルやビタミンが脂肪の燃焼を助けてくれます。
大切なことは炭水化物、タンパク質、野菜をバランスよく摂取することです。肉だけ、もしくは野菜だけを食べ続けるような単品ダイエットは控えましょう。

フィットネスやトレーニングを行うことがトレンドにもなっている今、食べずに痩せるというのはもはや古い考えです。健康的に痩せたいのであれば、1日に必要なエネルギーをバランス良く摂取し、ウォーキングやランニング、ウェイトトレーニングを適度に取り入れるのがお勧めです。正しいダイエットを習慣化し、リバウンド知らずの体を目指しましょう。