表情筋が衰える身近な原因って? 鍛え方も要チェック!
公開日:2019/11/21 / 最終更新日:2022/02/01
顔には30種類以上もの表情筋があり、皮膚や脂肪などの皮下組織を支えています。この表情筋が衰えれば、たるみやシワが進行し、オバサン顔の原因になってしまうもの。そもそもなぜ表情筋が衰えるのか、今日から始められる鍛え方とあわせてご紹介します。
「無表情」が表情筋の衰える原因に
筋肉というのは加齢とともに衰える傾向がありますが、その経過を早めるのが運動不足です。表情筋の場合は、顔を動かさない無表情こそが、筋力を低下させる原因になります。
現代ではスマホやPCを見る時間が長く、表情を動かさない時間も多いもの。会話が少なく、まばたきの回数も減るため、口元や目元の筋肉が衰えていきます。その影響で筋繊維が萎縮すると、肌のハリが低下してしまうのです。
表情筋の鍛え方
頬筋と口輪筋を鍛えるトレーニング
頬筋は口角を引き上げる筋肉、口輪筋は唇の周りに張り巡らされている筋肉です。この2つの表情筋が衰えると、頬や口元のハリが低下し、老けて見える原因になります。効率よく鍛えて、顔下半分のリフトアップを叶えましょう。
① 口を「う」の形にして、唇を思いっきり突き出す
② 口を「い」の形にして、口角を横に引っ張る
③ ①と②を交互に10回くり返す
眼輪筋を鍛えるトレーニング
眼輪筋は、目の周りに存在し、まぶたを支える筋肉です。この部分が衰えると、上下のまぶたがたるみやすくなります。スマホやPCを長時間見ている人ほど眼輪筋が衰えやすいので、目を休めるとともに、以下のようなトレーニングを取り入れることをお勧めします。
① 目をギュッと閉じて、5秒キープする
② 目をパッと見開いて、5秒キープする
③ 眩しいものを見るときのように目を細めて、10秒キープする
④ 眼球を右に5回、左に5回ぐるぐると回す
オトガイ筋を鍛えるトレーニング
オトガイ筋とは、あごにある筋肉のこと。衰えるとあごのたるみが進み、二重あごの原因にもなってしまいます。この部分を鍛えるためには、舌を動かすことがポイントです。
① 姿勢を伸ばし、顔を真上に向ける
② 舌を突き出して10秒キープする
③ 舌先を右に10回、左に10回、唇に沿わせるように回す
会話や咀嚼回数を増やす
表情筋を鍛える方法はトレーニングだけではありません。普段の会話や、食事中の咀嚼回数を増やすだけでも、表情筋を刺激することができます。ただし、ストレスが溜まるような会話や食事は逆効果です。明るい気持ちで楽しく前向きに、顔の筋肉を動かしましょう。
表情筋を動かすと血行が良くなるため、肌の新陳代謝も高めることができます。たるみやトラブルに悩まされないハリ肌を手に入れるために、こまめなトレーニングを心掛けていきましょう。