まさかカビ!? 背中ニキビの驚きの原因とは
公開日:2019/11/19 / 最終更新日:2020/06/07
背中は、体の中でもっともニキビができやすいパーツです。自分の目で直接見ることができないため、「いつの間にか悪化していた」なんてことも少なくありません。そんな背中のニキビには、顔のニキビとは違う原因が絡んでいるってご存じでしたか? 厄介な背中ニキビをくり返さないために、発生原因をご紹介します。
背中ニキビの原因とは
真菌の繁殖
顔にできるニキビの原因菌はアクネ菌ですが、背中ニキビにはマラセチア菌が関係しています。マラセチア菌は皮脂をエサとして繁殖し、蒸れた場所を好むカビ(真菌)の一種。背中は皮脂分泌が活発で汗もよくかく場所ですので、マラセチア菌が繁殖しやすいのです。
シャンプーやボディソープのすすぎ残し
背中に残ったシャンプーやボディソープなども、ニキビの原因になります。油分などの成分が毛穴を塞ぐと同時に、雑菌のエサになってしまうのです。髪に使ったスタイリング剤やヘアオイルなども、背中に付着するとニキビを誘発するので注意しましょう。
過剰な皮脂分泌
皮脂が過剰に分泌されるとマラセチア菌が繁殖し、背中ニキビができやすくなります。皮脂量が増える主な原因は、ストレス、睡眠不足、偏った食生活など。これらを続けていると、ホルモンバランスが崩れて皮脂分泌が活発になります。スキンケアだけでなく、生活習慣も見直すようにしましょう。
背中ニキビの対策方法
殺菌作用のあるボディケアアイテムを使う
背中ニキビを防ぐためには、菌の繁殖を抑える必要があります。殺菌成分が配合されたボディソープやボディローションなどを使用し、肌を清潔に保ちましょう。
具体的な成分としては、殺菌作用のある「イソプロピルメチルフェノール」や、炎症を鎮める「グリチルリチン酸2K」などが効果的です。
お風呂では背中を最後に洗う
お風呂の中では、洗髪を終えてから体を洗うようにしましょう。この順番で洗えば、ニキビの原因になるシャンプーやトリートメントを残す心配がありません。もちろん体に使ったボディソープや石けんなども、しっかりすすぎ流すことがポイントです。
睡眠時間や食事内容を見直す
睡眠不足や偏った食事は、背中ニキビの一因になります。十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がけて、体の内側から背中ニキビを予防しましょう。食事では、皮脂分泌をコントロールするビタミンB2や、皮膚の修復に欠かせないタンパク質を意識して食べることをお勧めします。
背中ニキビには、思っている以上にさまざまな原因が絡んでいます。ボディケアやインナーケアの両方から働きかけて、ニキビに悩まされないキレイな背中を手に入れましょう。