アルコールがニキビの原因になる!? お酒と肌の関係とは
公開日:2019/11/18 / 最終更新日:2020/06/09
アルコールの過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことで知られていますが、実は美容面にもダメージがあります。お酒を飲みすぎると肌トラブルが起こりやすくなり、ニキビの一因になってしまうこともあるのです。今回はニキビとアルコールの関係性をご紹介します。
アルコールがニキビの原因になる理由とは
脂質や毒素の分解が滞る
肝臓は、脂質や毒素などの分解をおこなう重要な臓器です。しかし、アルコールが大量に運ばれてくるとそちらの処理が優先的になり、それ以外の分解は後回しになります。その分解しきれなかった脂質や毒素が肌にもダメージを及ぼし、ニキビの原因になってしまうのです。
ビタミンB群が不足する
お酒をたくさん飲むと、体内のビタミンB群がアルコールの代謝のために消費されます。そもそもビタミンB群は、皮脂の分泌をコントロールし、皮膚の健康を保つために欠かせない栄養素です。アルコールの代謝によってビタミンB群が不足すれば、ニキビができやすい環境を作ることになります。
糖質を摂りすぎる
ビールや白ワイン、甘いカクテルやサワーには、意外と多くの糖質が含まれています。実はこの糖質も、ニキビを増やす原因になります。体内で余った糖質は中性脂肪になり、皮脂の過剰分泌を促してしまうのです。どうしてもお酒を飲みたいときは、糖質の少ない焼酎などの蒸留酒を少し飲む程度にしましょう。
炎症が悪化しやすくなる
アルコールには血管を拡張させ、血行を促進する働きがあります。血行が良くなることは悪いことではありませんが、炎症を起こしているニキビがあると、症状が悪化する原因になります。赤みやかゆみがひどくなったり、膿が生じてニキビ跡ができやすくなったりすることもあるので、炎症ニキビがあるときは特に注意が必要です。
睡眠不足がニキビの一因に
お酒を飲むとアルコールを分解するために体が活動したままになり、眠りが浅くなります。睡眠の質が低下すれば、成長ホルモンの分泌が滞って肌のターンオーバーが乱れることに。ニキビの原因になるだけでなく、古い角質やメラニンが残る影響でニキビ跡やシミなどもできやすくなってしまいます。
以上のように、お酒の飲みすぎはニキビの原因になってしまいます。休肝日を多めに設けるなど、お酒と上手に付き合って、ニキビに悩まされない肌を作っていきましょう。