旬の味覚を取り入れよう! 秋の味覚でお手軽美容
公開日:2019/11/08 / 最終更新日:2020/06/09
食欲の秋はご飯がとてもおいしい季節です。食べ過ぎで太ってしまう時期だと思われがちですが、旬の食材には栄養価が豊富に含まれているため、上手に取り入れることで美容効果を高めることができます。秋ならではの旬の食材を味わいながら、美容にも効果がある食事を楽しみましょう。
■秋の味覚の代表格「梨」
梨には、アルブチンという美白効果を持つ成分が含まれています。アルブチンはシミやソバカスの原因となるメラニンの働きを抑えて、紫外線で疲れた夏の肌を癒すことができる成分です。さらに、梨は90%が水分でできているため、水分の排出力を高めて新陳代謝を促す効果も期待できます。
■いろいろな食材と合わせやすい「ぎんなん」
独特な香りが特徴のぎんなんですが、カロテンやビタミンC、カリウムなどを含んでおり栄養価が高く、美容にも効果的な食材です。カロテンには保湿効果があり、ビタミンCは美白効果や疲労の緩和に効果的です。カリウムは水分の排出を促進するため、むくみの解消も期待できます。
ただし、ぎんなんにはメチルビリドキシンと呼ばれる中毒物質が含まれているため、食べすぎてしまうとけいれんなどを引き起こしてしまう可能性があります。特に小さな子は解毒能力が弱く中毒症状を起こしやすいため、食卓で出す場合は注意してください。
■秋の味覚の王道「さんま」
さんまにはDHAと呼ばれる成分が豊富に含まれています。DHAは中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させたり、血液をサラサラにしたりする働きがあるため、ダイエット中の方にうってつけの食材と言えるでしょう。さらに、女性に不足しがちな鉄分の一種である「ヘム鉄」も多く含まれているため、疲労の緩和や美肌効果なども期待できます。
また、良質なたんぱく質が多い点も見逃せません。たんぱく質は筋力を作る土台となる成分なので、筋力トレーニングなどをしてダイエットに取り組んでいる方には特にお勧めです。
■意外にも栄養豊富! 「栗」
栗はビタミンCやカリウムなどを含んでいるため、美白効果やむくみの解消が期待できる食材です。また、栗の渋皮には抗酸化作用が強いポリフェノールが含まれているため、アンチエイジングにも向いています。
旬の食材には栄養価が豊富に含まれていますが、その理由はもっとも栄養価が高まる時期に収穫されることにあります。秋の味覚に限らず、季節ごとに旬の食材を取り入れることで、美容や健康への効果が期待できますから、積極的に食べるようにすると良いでしょう。