どうするのが正解? 生理中のダイエット
公開日:2019/11/08 / 最終更新日:2020/06/09
「生理中はヤセにくくなる」「生理前はダイエットしても意味がない」など、生理とダイエットに関するネガティブな話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ですが、生理中の体を知ったうえで正しくダイエットに取り組めば効果が期待できるのです。ここでは、生理中のダイエットの方法について解説します。
■生理中の体を知ろう
排卵後から生理中の時期は体が水分を溜め込みやすくなるため、体重が増えやすい傾向にあり、体重が1~2kg増えてしまう人も珍しくありません。また、ホルモンの作用によって食欲が増進するという人も多いです。ダイエットをしているときに生理になってしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
■生理中にお勧めのダイエット方法
・ストレッチ、ヨガなどの軽い運動をする
運動をするときは体に負担をかけないために、ストレッチやヨガなど軽めのものがお勧めです。軽い運動で血液の巡りがよくなることで、生理痛の軽減という効果も期待できます。もう少ししっかりと体を動かしたい場合は、ウォーキングをするのもよいでしょう。ただし、どんな運動でも無理のない範囲で取り組むことが大切です。
・食べすぎない
ついつい生理中に食べすぎてしまうという方は注意しましょう。生理中はエネルギーの代謝が11%も上がる人もいると言われており、お腹がすきやすい時期です。そのため、ついたくさん食べたくなりますが、普段の食事量に抑えることを心掛けてください。食べすぎないコツは、ゆっくりと味わって食事をすることです。噛む回数を増やすことで、満足感が得られやすくなります。
・豆乳ココアを飲む
豆乳には、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれています。ココアには冷えやストレスを軽減するため、生理痛対策としても効果的です。甘いものを口にしたいと思ったときは、豆乳ココアを飲んでみましょう。
■生理中のダイエットにおけるNG行動
・激しい運動をする
生理中は、普段よりも貧血を起こしやすかったり、体が疲れやすくなったりしています。そのため、激しいウエイトトレーニングや長距離走などは避け、ゆったりした運動をすると良いでしょう。
・食事制限に取り組む
食べすぎもいけませんが、食事制限もよくありません。生理中かどうかに関わらず、食事制限のみでヤセようとするのはリバウンドの原因になってしまいます。プチ断食などもイライラの元になりかねないので、生理中は避けるようにしましょう。
生理がくるとただでさえ憂鬱になりやすいものですが、ダイエット中であればなおさらです。生理中はふだんとホルモンバランスが変わっているので、「減量する」というよりも、ゆったりとリラックスして過ごすことを心掛けてください。