夏は意外と冷えやすい! 夏冷えが引き起こす不調&対策方法
公開日:2019/11/08 / 最終更新日:2020/06/18
夏は暑さが厳しい季節ですが、実は冷房などの影響で体は冷えています。そんな夏冷えを放置していると、肌にも体にも不調が現れてしまうもの。冷えはどのような不調を引き起こすのか、対策方法と一緒にご紹介します。
夏冷えが引き起こす不調とは
肌トラブル
体の冷えは、肌の健康に大きな悪影響を及ぼします。冷えによって血流が悪くなると、肌に十分な栄養や酸素が行き届かず、ニキビなどのトラブルを招いてしまうのです。肌のターンオーバーが乱れてメラニンの排出が停滞するため、くすみやシミも発生しやすくなります。
肥満やむくみ
体が冷えて血管が縮むと、代謝が落ちて老廃物が排出しにくい体になります。脂肪が蓄積すれば肥満に、水分が蓄積すればむくみにつながってしまいます。脂肪に水分などの老廃物がくっついたセルライトも、体の冷えが一因になると考えられています。
免疫力の低下
冷えが長引くと、免疫力が下がって細菌やウイルスの影響を受けやすくなります。夏に風邪を引きやすい方は、体の冷えを疑ったほうがいいでしょう。そのほか、アレルギーの悪化、便秘や神経痛などの不調も招きますので、早めの対策が必要です。
夏冷えを回避するためのセルフケア方法
腹巻きなどでしっかり防寒を
腹巻きでお腹を温めると、温かい血液が全身に行き渡りやすくなります。「夏に腹巻き?」と思われるかもしれませんが、冷えが気になる方にはお勧めのアイテムです。さらに肩周りが冷える場合はストールや羽織もの、下半身が冷える場合はひざ掛けやレッグウォーマーを着用するといいでしょう。
体を温める食事・飲み物を選ぶ
暑いときは冷たいそうめんやビールなどをついつい口にしてしまうもの。しかし冷たい飲食物は内臓を冷やすため、全身の冷えにつながってしまいます。できるだけ温かい飲食物を選ぶとともに、体を温める作用のあるしょうが、ねぎ、味噌などを積極的に取り入れましょう。冷房で体が冷えたときは、温かい紅茶にすりおろしたしょうがを入れて飲むと効果的です。
湯船につかって温まる
シャワーだけの入浴では、冷房で冷えた体が温まりません。たとえ夏でも湯船にお湯を溜めて、じんわり汗をかく程度に入浴しましょう。熱いお湯だと交感神経が働いて体が興奮状態になってしまうので、38度程度のぬるめのお湯がお勧めです。
夏の冷えは食欲不振などの夏バテにもつながってしまいます。冷えを放置せずに早めに改善して、夏を元気に楽しく過ごしましょう。