「黄ぐすみ」ってどんな状態? 改善方法と一緒にチェック!
公開日:2019/11/08 / 最終更新日:2020/06/18
「顔色が暗くて、メイクが映えない」「体は元気なのに、顔が疲れて見える」……。そのようなお悩みは、もしかしたら肌の黄ぐすみが原因かもしれません。黄ぐすみとはどのような状態のことを指すのか、原因や改善方法と一緒にご紹介します。
「黄ぐすみ」ってどのような状態のこと?
黄ぐすみとは、肌の色が黄色っぽくくすむこと。顔に黄ぐすみが生じると、どんよりと暗い印象になります。透明感がなくなるため、老けて見えることも少なくありません。人によっては、シミやクマがより目立つこともあります。
黄ぐすみ肌の原因とは
糖化・カルボニル化
糖化とは、体内のタンパク質が余った糖と結びつく現象です。糖化が起こると褐色の老化物質AGEsが生成されるため、黄ぐすみの原因になります。また、体内のタンパク質が酸化した脂質と結びつくカルボニル化も、強い黄ぐすみを引き起こすといわれています。
紫外線
紫外線は茶褐色のメラニンの生成を促すため、黄ぐすみの原因になります。さらに紫外線は、体内の活性酸素を増やすことで糖化やカルボニル化を悪化させてしまいます。シミだけでなく黄ぐすみを防ぐためにも、日々の紫外線対策を徹底していきましょう。
黄ぐすみ肌の改善方法
日焼け止めを塗る
透明感のある明るい肌を保つためには、紫外線をしっかりカットする必要があります。日焼け止めを毎日きちんと塗って、今以上にメラニンを増やさないようにしましょう。長時間紫外線を浴びるときは、日焼け止めをこまめに塗り直すことが大切です。
ただし肌を強くこすりながら塗ると、摩擦の刺激でメラニンが増えてしまうことも。日焼け止めを多めに手に取り、パーツごとに優しく丁寧に塗ることがポイントです。
糖質の多い食品を食べすぎない
糖質を摂りすぎると、エネルギーとして消費しきれない糖が体内に余って、糖化が起こりやすくなります。糖質の多い白米、パン、麺類、スイーツなどは、くれぐれも食べすぎないようにしましょう。
さらに食事の際は、食物繊維の多い野菜や海藻類、タンパク質豊富な肉や魚などを先に食べておくと効果的です。糖質の摂取量を自然と減らせるうえに、血糖値の急上昇を防げるため、糖化の予防につながります。
酸化を抑えるビタミン類を補給する
ビタミンCやビタミンEには活性酸素の働きを抑える働きがあるため、黄ぐすみの予防に役立ちます。ビタミンCは緑黄色野菜や果物などに、ビタミンEはナッツ類やかぼちゃなどに多く含まれていますので、日頃から積極的に食べるようにしましょう。
年齢を重ねるほど体の抗酸化力が衰えて、糖化やカルボニル化が起こりやすくなります。今すぐ紫外線対策と食生活を見直して、黄ぐすみのない明るい肌を守っていきましょう。