新しい化粧品によるトラブル回避! 「パッチテスト」の方法
公開日:2019/04/03 / 最終更新日:2022/05/23
新しい化粧品を使用する前にはパッチテストをして、問題がないことを確認することが大切です。しかし、実際にパッチテストを行っている方は少ないもの。
また、「パッチテストのやり方が分からない」という方も意外と多くいらっしゃいます。化粧品を使ってからトラブルを抱えないために、パッチテストの重要性や方法をしっかりチェックしておきましょう。
パッチテストはなぜ必要なの?
化粧品には、多種多様の成分が含まれています。もちろん肌のためを思った美容成分が含まれていますが、肌質は人それぞれ異なるため、人によっては肌に合わず、アレルギー反応などを起こす可能性もあります。それを事前に調べられるのが、パッチテストなのです。
とくにアレルギーやアトピー体質の方、敏感肌の方は肌に合わない化粧品を使うと、もともと持っていた肌トラブルが悪化してしまいます。トラブルを未然に防ぐために、できるだけパッチテストを行うようにしましょう。
パッチテストの方法
・簡易的なパッチテスト方法
1. お風呂上がりの清潔な二の腕に、初めて使う化粧品を10円玉ぐらいの大きさに塗る
2. 24時間そのままにして、かゆみや赤みがあるかチェックする
なお、テスト中は化粧品を塗った部分がこすれたり、水に濡れたりしないようにします。こすれが気になる場合は、カーゼに化粧品を染み込ませて、絆創膏で貼っておくといいでしょう。
・本格的なパッチテスト方法
本格的に調べたいという場合は、上記の方法で二の腕に化粧品を塗ってから48時間そのままにして経過を確認します。お風呂に入るときは、水に強いパッチテスト専用の絆創膏を貼ったり、ビニールなどを巻いたりしておきましょう。
・洗顔料やシャンプーのパッチテスト方法
洗顔料、石けん、クレンジング、シャンプー、ヘアトリートメントなどの洗い流す必要がある製品もパッチテストが可能です。精製水で100倍ほどに薄めてから、化粧品と同じように二の腕に塗って様子を見ましょう。
・ヘアカラーや除毛クリームのパッチテスト方法
刺激が比較的強いヘアカラーや除毛クリームは、パッチテストが必須といえます。二の腕など目立たないところに塗ってから20分そのままにして、状態を確認します。
パッチテスト後にかゆみや赤みが出た場合は……?
パッチテスト中や終わった後にかゆみや赤みが出た場合は、その化粧品が肌に合っていない証拠です。すぐにパッチテストを中止し、化粧品の使用も控えましょう。
いかがでしたか?
パッチテストには1~2日ほど時間が必要なため、面倒に思われる方も多いかもしれません。
しかし万が一のトラブルを避けるために、できるだけ実践して大切な肌を守っていきましょう。