知らなかった……洗っても落ちない「毛穴の黒ずみ」の意外な原因
公開日:2019/11/04 / 最終更新日:2020/06/18
「毎日きちんと洗顔しているのに、毛穴に黒ずみができてしまう……」と悩んでいる方は少なくありません。毛穴のポツポツとした黒ずみは肌の色をワントーン暗く見せるため、顔の印象を低下させてしまいます。そんな黒ずみはどのような原因で発生するのか、解消のためのヒントとあわせてご紹介します。
毛穴の黒ずみの主な原因
古い角質の蓄積
黒ずみの原因の1つに、古い角質の蓄積が考えられます。肌のターンオーバーが正常に働いていれば、古い角質は自然と剥がれ落ちるもの。しかしお手入れ不足や皮膚の乾燥、ホルモンバランスの乱れなどによって古い角質が残ると、皮脂と混じり合って角栓となり、毛穴の出口を塞ぎます。
この角栓が黒ずみになるのは、皮膚から排出されたメラニンが混じっているため。また、皮脂が空気に触れて酸化することも、黒ずみの原因になるといわれています。
角栓による黒ずみの改善には、美容皮膚科でのピーリングが効果的です。ケミカルピーリングだけでなく、レーザーを用いたカーボンピーリングも毛穴の引き締めに高い効果をもたらします。
メラニン色素の蓄積
もし毛穴に黒ずみができているなら、拡大鏡などでじっくり観察してみてください。毛穴の中央が黒ずんでいるなら角栓が原因だと考えられますが、毛穴の周りがリング状に黒ずんでいる場合はメラニン色素の蓄積が関係しています。紫外線を浴びたり、皮脂が酸化したりすると、毛穴周りが刺激されることでメラニン色素が増加し、リング状の黒ずみができてしまうのです。
この症状は「メラニン毛穴」とも呼ばれ、角栓による黒ずみと同時に起こることも少なくありません。十分な紫外線対策、ビタミンC誘導体配合を利用したスキンケアなどが、予防と改善に効果的です。
産毛
毛穴の黒ずみを観察した際に、毛穴から産毛が生えていませんでしたか? その場合は、産毛とその影が黒ずみに見えている可能性があります。試しに毛抜きで抜いてみて、黒ずみが解消されたら産毛が原因だと考えられるでしょう。
ただし、毛抜きで頻繁に抜いていると、毛穴にダメージを与えてしまいます。回数が多くなると、色素沈着の原因にもなりかねません。気になる場合はフォトシルクプラスなどの光治療、脱毛効果のある施術などを受けてみるのがお勧めです。
毛穴の黒ずみは“意外な原因”に要注意
毛穴の黒ずみには、メラニン色素や産毛などの意外な原因が関係していることもあります。まずはしっかり観察し、発生原因に対応したケアや治療で改善を目指しましょう。