夏の疲れは独特? 効果のある対策とは
公開日:2019/11/02 / 最終更新日:2022/04/25
「夏バテ」という言葉があるくらい、暑さによる疲れは独特です。外は猛暑なのに室内はエアコンが効きすぎて寒いということがよくありますが、気温差がある中で過ごしていると自律神経が乱れるため疲れを感じやすくなってしまいます。
さらに夜も暑く寝苦しいため熟睡できずに疲れが抜けない、という悩みがあるのも夏ならではの特徴です。
そこで、夏の疲れを解消し夏バテしない方法を解説します。
■ビタミンB1が入っている食材を食べる
疲労回復成分を含むビタミンB1は、夏の疲れを感じているときにぜひ取り入れてほしい食材です。
昔から夏バテに効くと言われているうなぎにもビタミンB1が豊富に含まれており、豚肉や大豆、ナッツ類などもビタミンB1が多く含まれる食材です。
にんにくや玉ねぎと合わせて食べることでビタミンB1の吸収率をさらに上げることができますが、ビタミンB1は熱に弱いという性質もあります。水に溶けやすく、煮たり茹でたりすると栄養が失われやすいため、調理する際は炒め物や揚げ物などがお勧めです。
■しっかりと水分補給をする
汗をかきたくないという思いから水分の摂取を控える人もいますが、これはお勧めできません。夏バテは体内の水分不足から起こることも多いと言われており、しっかりと水分補給をすることが大切です。
気をつけてほしいのが、ただ水を大量に飲めばいいわけではないということです。一度に大量に水を飲んでも、尿としてすぐに出ていってしまうため意味がありません。
水を飲むこと自体は大切ですが、30分に1回のペースでコップ1杯程度をこまめに摂取するのが望ましいです。
さらに、体内に貯めることができるのは食べ物に含まれる水分がメインです。そのため、栄養だけでなく水分補給のためにも、食事はきちんと摂ることを心掛けましょう。
■シャワーではなく、湯船に浸かる
ぐっすりと眠るために、お風呂はシャワーで済ませるのではなく湯船に浸かるようにしましょう。
夏場は屋内外で気温差が激しいため自律神経が乱れがちになりますが、38度~40度程度のぬるめのお湯に長く浸かることで、副交感神経が働いてリラックスできます。
お風呂に入る時間は寝る90分前にすると、温まった体温がゆっくりと下がり、スムーズな入眠につながりやすくなるのでお勧めです。
夏の疲れを解消するには自律神経を整えるように意識してみてください。食事や水分補給、お風呂の入り方といった日常生活を見直すことで夏の疲れの解消に近づくでしょう。