■口臭の原因って、何？

口臭の原因は人によってさまざまですが、代表的なものをご紹介します。

・唾液の分泌が不足している

唾液があまり分泌されていないと、口臭が発生することがあります。唾液には抗菌作用があり、菌の繁殖を防いでくれています。唾液の分泌量が減少することで、細菌が繁殖しやすい環境となってしまい、それが口臭につながるのです。緊張したときや起床時に感じる口臭の主な原因が、唾液の分泌量不足です。

・ニオイの強いものを飲食した

にんにくや玉ねぎなどニオイの強いものを飲食した後や、飲酒の後には口臭が強くなります。これは一時的なものなので、心配することはありません。ただし、人に不快感を与えないよう、しっかりと対策をするようにしましょう。

・病気が原因となっている

歯周病や虫歯、歯石など、口内の病気やトラブルが元になって口臭が発生しているケースです。原因を正しく理解し、歯科医の指導のもと治療するようにしましょう。

■簡単にできる口臭対策

病気が原因となっている場合は治療するしかありませんが、ほかのものは自分で対策が可能です。ひとりで簡単におこなえる口臭対策をご紹介します。

・レモンや梅干しなど、すっぱいものを想像する

唾液の分泌量が原因で口臭が発生している場合は、唾液の分泌を促すことが最優先となります。そのため、すっぱいものを想像するだけでも効果があります。道具も時間もお金も必要ない非常に簡単な方法なので、ぜひ試してしてみてください。

・緑茶を口に含む

口内の乾燥によって口臭が発生している際は、緑茶を口に含んでみてください。緑茶には殺菌成分のカテキンが含まれているため、口内で繁殖した細菌を抑えてくれるのです。また、口内を潤すという点でも緑茶を口に含むのは効果的です。

・水分摂取量を増やす

上記2点と同様に、唾液の分泌不足から口臭が発生しているときに使えるテクニックです。唾液の分泌量を増やすためには、そもそも体の水分量を増やすことが大切です。そのため、意識して水分摂取量を増やすことは口臭の改善にもつながります。

・りんごを食べる

にんにくを食べた後の口臭対策として有効なのが、りんごを食べること。りんごに含まれるポリフェノールや酵素が、にんにくのニオイを抑えてくれるのです。また、りんごに含まれるポリフェノールは、口臭予防だけでなく、虫歯を抑える効果も期待できます。口臭予防のためには、ポリフェノールが多くまれている皮ごと食べるのがお勧めです。100％のりんごジュースでも口臭予防の効果があるので、試してみてもよいでしょう。

口臭は自ら確かめることが難しいため、口内の乾燥を感じるなど、違和感を覚えたらすぐに対策をとりましょう。口臭は口腔トラブルが9割と言われていますので、定期的に歯医者さんに通う習慣をつけておくと安心です。自分のためだけでなく、人に不快感を与えないためのエチケットとして、きちんと口臭対策をしていきましょう。