花粉症を軽減する食事って? OK・NGな食べ物を総チェック!
公開日:2019/10/28 / 最終更新日:2022/02/01
花粉症は鼻や目の不快症状を引き起こすだけでなく、肌荒れの原因になることでも知られています。では、花粉症の症状を少しでも軽くするためには、どのような食事をすれば良いのでしょうか。花粉症の軽減に役立つ食べ物や飲み物を、極力控えたほうがいいものとあわせてご紹介します。
花粉症の軽減につながる食べ物・飲み物
ヨーグルトや納豆などの発酵食品
ヨーグルトや納豆などの発酵食品には、腸内環境を整える善玉菌が含まれています。腸内の善玉菌が増えれば免疫機能が正常化し、花粉症を始めとしたアレルギーの緩和につながります。キムチ、ぬか漬け、味噌なども効果的です。1種類をたくさん摂るのではなく、さまざまな種類の発酵食品を少しずつ摂ると良いでしょう。
ごぼうやれんこんなどの根菜類
ごぼうやれんこんなどの根菜類には、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれています。便秘の解消にも効果的なので、腸内環境の正常化に役立ちます。にんじん、さつまいも、かぶ、大根などもお勧めです。
青魚
青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)には、アレルギー物質であるヒスタミンの働きを抑える効果があります。イワシ、サバ、サンマなどを食卓に積極的に取り入れましょう。
ただし、青魚を常温で放置していると、魚の中にヒスタミンが生成されてしまうことがあります。できるだけ新鮮なものを買って速やかに食べることがポイントです。長期保存が必要な場合は、購入してすぐに冷凍しましょう。
べにふうき茶
べにふうき茶には、アレルギー症状を緩和するメチル化カテキンが含まれています。長期的に飲み続けることが重要とされていますから、おやつタイムや食後の一杯に取り入れてみましょう。カフェインが含まれていますので、朝や昼の摂取がお勧めです。
花粉症軽減のために控えたいもの
高脂肪食
肉類や揚げ物などの脂肪分は、悪玉菌のエサになることがあります。善玉菌とのバランスが崩れる原因になりますから、できるだけ控えるようにしましょう。脂肪の多いケーキやスナック菓子、チョコレートなども摂りすぎないことが大切です。
お酒
アルコールは肝臓に負担をかけるため、アレルギーの悪化を招く原因になります。お酒が好きな方でも、花粉症が気になるシーズンは休肝日を多く作ることをお勧めします。
花粉症は体の免疫バランスが崩れることで発症・悪化します。免疫機能の60%以上が腸に関係しているといわれていますので、腸内環境を整える食事を意識して花粉症の軽減につなげましょう。