甘いものが老化の原因!? 「糖化」が肌にもたらす悪影響とは
公開日:2019/10/25 / 最終更新日:2019/10/25
「自分へのご褒美に、ついつい甘いものを食べてしまう」「お茶の時間やテレビを見るときには、甘いものが欠かせない」という人は多いもの。しかし甘いものを食べすぎていると、美容や健康に悪影響を与える「糖化」を引き起こす恐れがあります。糖化とはどのような現象なのか、肌にもたらす影響とあわせて見ていきましょうご紹介します。
糖化とは
糖化とは、体内の余分な糖がタンパク質と結合して起きる現象のことを指します。そもそも糖は、私たちの体や脳を動かすために必要な栄養素です。しかし、必要以上に摂取すると余った糖がタンパク質と結びつき、タンパク質を硬く変質させてしまうのです。糖とくっついたタンパク質はAGEs(最終糖化生成物)と呼ばれ、肌や体の劣化を引き起こす原因になります。
糖化が肌にもたらす悪影響
たるみ
パンを焼くと硬くなり、茶色い焦げ目がつきますよね。糖化はそれとほぼ同じような現象です。そのような糖化が皮膚の真皮で起きるとコラーゲンが硬くなり、弾力性が失われます。それによってたるみが生じ、シワやほうれい線ができやすくなってしまうのです。
黄ぐすみ
糖化は、皮膚の一番外側にある表皮でも発生します。角質層のケラチンに糖が結びつくと茶褐色に変色し、黄ぐすみを引き起こしてしまうのです。また、真皮のコラーゲンが糖化した場合も、透明感がなくなってくすみやすくなります。
シミ
糖化が生じると、肌の柔軟性が失われて新陳代謝が衰えるため、ターンオーバーが乱れる原因にもなります。新しい皮膚が作られにくいということは、シミの原因になるメラニンが蓄積しやすいということ。つまり糖化はシミの原因にもなってしまうのです。
シロノクリニックの長寿外来でAGEs値の検査ができる
ここまで糖化の危険性についてお伝えしてきましたが、自分の体にAGEsがどれだけ蓄積しているか、目で見て判別することは難しいですよね。たとえ肌にたるみや黄ぐすみが生じていても、糖化が原因かどうかは見た目だけでは判らないものです。
そこでお勧めしたいのが、当院の長寿外来ドックです。長寿外来では、皮膚や皮下のAGEsをわずか12秒で検出し、どれほど糖化が進んでいるか割り出すことができます。糖化が心配な方、肌の不調の原因を知りたい方は、長寿外来の検査を受けてみてはいかがでしょうか。
糖化によって生じるAGEsは肌だけでなく、血管や内臓などにも悪影響を及ぼします。ハリのある美しい肌と元気な体をいつまでも維持するために、早めの検査と対策を心掛けがけましょう。