ヒアルロン酸を肌に塗ったらぷるぷる肌は甦る?
公開日:2019/10/25 / 最終更新日:2022/02/01
ヒアルロン酸は私たちのだれもが体内に持っているものであり、肌の弾力を保つために非常に重要なものでもあります。
体のなかに存在するだけでなく、さまざまな基礎化粧品に配合されている成分でもあるため、頻繁に目にすることがあるでしょう。
今回はこの「ヒアルロン酸」と、「ヒアルロン酸を肌に塗ったときの肌の変化」について取り上げていきます。
■ヒアルロン酸は肌の弾力を保つために役立つもの
ヒアルロン酸は、私たちの肌の内部に存在するものです。ヒアルロン酸は弾力のある物質であり、コラーゲンやエラスチンと支え合って肌の弾力を保っています。美容関係で取り上げられることが多いのですが、実はひざの軟骨などにも存在します。
ヒアルロン酸はずっと体のなかに存在し続けるものですが、年を重ねていくとヒアルロン酸の量はどんどん減っていきます。ヒアルロン酸の量が一番多いのは0歳で、70代にもなると4分の1から5分の1程度にその量が減ることになります。このため、肌からは弾力が失われていくのです。
■ヒアルロン酸入りの化粧品は効果がある?
「内側に存在するヒアルロン酸の量が足りないのであれば、外側から補えばよい」とお考えの方もいるでしょう。
実際、ヒアルロン酸を配合した基礎化粧品はたくさん出ています。しかしヒアルロン酸の分子は肌のそれよりもずっと大きく、肌の内部にまで浸透することができません。「注射」の場合は肌の内部に直接ヒアルロン酸を打ち込むことができますが、基礎化粧品に配合されているものは一番浸透させたい肌の内側まで届かないのです。
では、なぜヒアルロン酸が含まれている基礎化粧品が多く存在するのでしょうか。それは、ヒアルロン酸には非常に優れた保湿効果・保水効果があるからです。
ヒアルロン酸は1gで6リットルもの水分を保持することが可能なため、肌を乾燥から守ってくれます。潤った肌は、紫外線などの外部刺激にも強く、ダメージを受けにくくなります。このため、保湿を目的としてヒアルロン酸入りの基礎化粧品を使うことには効果があります。
また最近では、技術レベルの進歩によりナノレベルまで小さくされたヒアルロン酸も誕生し、肌からの補給も不可能ではなくなってきています。基礎化粧品を選ぶ時は、チェックしてみるといいでしょう。
■肌をダメージから守るためにヒアルロン酸を補給しよう
肌の保湿性や弾力を保つことは、しわやたるみの予防にも繋がります。加齢とともに減少するからといって諦めずに、保湿のためにヒアルロン酸入りの基礎化粧品を使用することをお勧めします。