意外と知らない……「大人ニキビ」の原因&年齢との関係とは
公開日:2019/10/20 / 最終更新日:2022/02/01
ニキビには赤ニキビや黄ニキビなど、さまざまな種類がありますが、できる年代によっても呼ばれ方が異なります。たとえば「思春期ニキビ」は、10代の若い頃にできるもの。では、多くの女性が悩まされる「大人ニキビ」は何歳からできるものなのでしょうか。意外と知られていない大人ニキビと年齢との関係を、発生原因などとあわせてチェックしてみましょう。
大人ニキビは何歳からできるもの?
大人ニキビは一般的に、20歳を過ぎてから発生するニキビのことを指します。思春期ニキビは10代のうちにできるもの、大人ニキビは20歳以上にできるもの、と考えていいでしょう。
ちなみに正式名は、思春期ニキビが「若年性ざ瘡」、大人ニキビが「成人性ざ瘡」です。大人ニキビは「吹き出物」と呼ばれることもありますが、あくまでも俗称で正式名ではありません。
大人ニキビの主な原因
思春期ニキビは、一時的に増加する男性ホルモンによって皮脂の分泌が活発になることが原因です。それに対して、大人ニキビにはさまざまな原因が絡んでいます。大人ニキビの発生を抑えるために、考えられる原因を知っておきましょう。
肌の乾燥
頬やあごなどのUゾーンにニキビが多くできる方は、肌の乾燥が原因の1つになっていると考えられます。皮膚が乾燥するとターンオーバーが乱れて古い角質が蓄積し、毛穴の出口がふさがれます。その結果、毛穴の中に皮脂が溜まってニキビができてしまうのです。
年齢を重ねるとセラミドなどの保湿成分が減少して、肌が乾燥しやすくなります。大人ニキビを防ぐためには、十分な保湿をして肌のうるおいを保つことが大切です。
ホルモンバランスの変化
大人ニキビには、ホルモンバランスも深く関係しています。特に女性は生理周期に注意が必要です。生理前にニキビができる場合は、皮脂の分泌を促す黄体ホルモンの影響を受けていると考えられます。
また、過度のストレスや睡眠不足が続くと皮脂の分泌を促す男性ホルモンが増加し、大人ニキビの原因になります。大人ニキビを繰り返さないためには、生理周期にあわせたスキンケアや生活習慣の改善も視野に入れる必要があります。
20歳以降にできるニキビはすべて大人ニキビですので、思春期ニキビよりも長い付き合いになります。まずは普段のスキンケや生活習慣を見直して、発生原因を追求してみましょう。原因を改善しても大人ニキビを繰り返す場合は、自分では気づかない原因が絡んでいることもあるので、美容皮膚科での診察や治療を受けてみてはいかがでしょうか。