乾燥肌を内側から改善! お勧めの食材はこちら
公開日:2019/10/19 / 最終更新日:2019/10/19
夏は冷房、冬は暖房により乾燥肌に悩む方が急増しています。乾燥肌はあらゆる肌トラブルの入り口と言われているので乾燥肌の段階で対策をしなければ、さまざまなトラブルを誘発し、肌荒れなどの症状をより悪化させてしまいます。
乾燥肌対策はスキンケアも重要ですが、同時に体の内側から改善することで、乾燥に強い身体を作ることも可能です。
そこで今回は、乾燥肌を体の内側から改善する食材をご紹介します。
■乾燥対策の王様は「水」
乾燥対策として絶対に欠かせないのが水です。成人の体の60〜65%は水分が占めています。全身の2%の水分が奪われただけで人間は喉が乾くだけでなく、食欲不振などの不快な症状を覚えるようになります。10%失われれば、腎不全等の生命を脅かす症状が現れます。
また、新生児がしっかりとミルクを飲めているかどうかの指標に、唇や皮膚の乾燥状態が挙げられます。それほど、水分の摂取状況は皮膚の状態に直結しているのです。
乾燥肌を防ぐためには、1日1.5リットルから2リットルを摂取するようにしましょう。冷たい水をそのまま飲むと体温が低下し、新陳代謝が悪化してしまうので、室温程度の水が最適です。
■オメガ3系オイル
今、健康だけでなく美容業界からも注目されているオメガ3系オイルは、乾燥肌の改善にも効果的です。
オメガ3系オイルに含まれている「α-リノレン酸」という成分は細胞膜の原料になり、健康な細胞を作るサポートをしています。また、血流を良くする働きもあるため、乾燥しやすい皮膚に栄養を届ける働きもあるのです。 オメガ3系オイルの代表といえば、亜麻仁油やえごま油です。料理に加えたり、サラダのドレッシングに加えたりすると良いでしょう。
■人参でビタミンAを摂取して乾燥肌を改善
乾燥肌対策に重要な栄養素が「βカロテン」です。βカロテンは体内でビタミンAに変化し、粘膜や皮膚を健康に保つ役割があります。
そのため冬の乾燥肌にはβカロテンが豊富に含まれている人参の摂取がお勧めです。たった30g、量にすると5分の1本食べるだけで、1日の必要量半分を摂取可能です。カレーやサラダに入っている人参を食べるだけで必要量をクリアできるので、負担を感じることなく継続できます。
人参以外にも、うなぎやかぼちゃにもビタミンAが含まれているので、人参が苦手な方は他の食材で代用しても良いでしょう。
ただしサプリメントで摂取する場合は、過剰摂取すると副作用が発生する可能性もあるので、1日の上限量を守るようにしてください。
肌トラブルにおいて、乾燥はできるだけ避けたいものです。水分をしっかり摂るだけでなく、オメガ3系オイルやβカロテンを摂取して肌を乾燥から守りましょう。