シャープな小顔をゲット! 「エラ張り顔」を改善する美容治療とは
公開日:2019/10/16 / 最終更新日:2022/06/20
顔が大きく見える原因の1つに、エラ張りが挙げられます。エラが張っているとフェイスラインが大きくなり、シャープな小顔から遠ざかってしまうのです。
では、なぜ人によってエラの張り具合に差があるのでしょうか。今回はエラ張り顔に悩む方に向けて、エラが張るメカニズムと、改善に適した美容治療をご紹介します。
エラが張るメカニズム
エラ張りには、咬筋(こうきん)という咀嚼筋の一種が深く関係しています。咬筋は下あごを引き上げる筋肉で、主に食べ物を噛み砕くときに使われますが、歯を強く食いしばったり、歯ぎしりをしたりする癖があると、発達しすぎて肥大化することがあります。それがエラ部分を大きく見せて、顔を四角く大きな見た目にしてしまうのです。
ちなみに、若いころはエラが小さくシャープな顔立ちだった人も、加齢とともにエラが張ってくることがあります。それは、ストレスでの食いしばり、片方の奥歯で食べ物を噛む癖などで、咬筋が過度に発達したためだと考えられます。
エラ張り顔の改善に適した美容治療とは
咬筋によるエラ張りの改善には、「ボトックス注射」が適しています。ボトックスとは、ボツリヌス菌から産生された神経毒素のこと。筋肉を動かす伝達物質のアセチルコリンをブロックし、筋肉の動きを抑制する作用を持っています。
ボトックス注射は眉間や目尻などの表情ジワの改善に用いられることで有名ですが、エラ張りにも有効です。ボトックスをエラに注入することで、咬筋の動きを緩めてボリュームを減らすことができます。
ボトックス注射の特徴・メリット
ボトックス注射は、メスを使わずに日帰りで行える施術です。ダウンタイムが少なく、メイクも施術直後から行えるため、時間をかけずに小顔を手に入れたい方に適した施術といえるでしょう。また、手術ではないため比較的コストを抑えられることも特徴です。
ボトックス注射による効果の現れ方
ボトックス注射直後は一時的に腫れや赤みが生じることがありますが、数日で収まります。その後、徐々に小顔効果が現れ始め、1か月後には顕著な変化を実感することができます。
ボトックス注射の効果の持続期間は3~6か月ほどですが、定期的に注入をくり返すことで半永久的に持続させることが可能です。個人差はありますが、2回目以降の注入は効果の持続期間が長くなる傾向があります。
ボトックス注射は、咬筋によるエラ張りの改善に有効です。しかし、エラ張りの原因が骨格や脂肪にある場合は、ボトックス注射以外の施術が適していることもあります。確かな効果を得るために、まずは美容皮膚科のカウセリングを受けて、エラ張りの原因と適切な治療法を見つけましょう。