冬のエアコンで肌はカラカラ! 乾燥トラブルを防ぐ4つの方法
公開日:2019/12/16 / 最終更新日:2022/05/11
寒い冬はエアコンの暖房機能が欠かせませんが、そのエアコンが肌の乾燥に拍車をかけることがあります。エアコンを点けると室内の湿度は40%以下になり、肌の水分が空気中に蒸発しやすくなるのです。では、エアコンによって肌が乾燥するとどのような悪影響があるのか、対策方法と一緒にご紹介します。
冬のエアコンによる肌のダメージとは
エアコンを点けて肌の水分量が低下すると、角質が剥がれてバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にも反応する敏感肌になってしまいます。化粧水をつけたときにピリピリする方、赤みや湿疹が現れやすい方は、乾燥性敏感肌になっている可能性があるでしょう。
また、乾燥はシミの原因になることもあります。シミというと紫外線でできるものというイメージがありますが、乾燥は肌にとって強い刺激となり、メラニンを作るメラノサイトを活性化させてしまうのです。
その他にも肌の弾力が低下してシワやたるみなども招いてしまうため、エアコンによる乾燥はありとあらゆる肌トラブルの原因になるといえます。
エアコンによる肌の乾燥を防ぐには
加湿器を点ける
肌が乾燥しやすい湿度は、40%以下だといわれています。エアコンをつけると湿度はあっという間に下がるので、加湿器を点けて空気中の水分を増やすようにしましょう。
ただし、加湿しすぎるとカビやダニが繁殖する原因になります。室内の湿度は50~60%程度を保てるように調節しましょう。
洗濯物を部屋に干す
加湿器がない場合は、洗濯物を室内で干しておくだけでも乾燥対策になります。洗濯物が置けないオフィスなどでは、濡れタオルを近場にかけておくと同じような効果が期待できるでしょう。
日中も保湿する
「保湿は、朝の洗顔後や夜の入浴後のみ」という女性が少なくありません。しかしエアコンによる肌の乾燥を防ぐためには、日中も保湿することが大切です。メイクをしている場合は、その上からゲルクリームや乳液を塗り、軽くティッシュオフしてからファンデーションを付け直しましょう。この方法なら、保湿とメイク直しの両方を一度に済ますことができます。
水分補給をする
肌のうるおいを保つためには、体内の水分補給も欠かせません。2~3時間に一度は、コップ1杯分の水分を摂るようにしましょう。冬は体が冷えやすいので、冷たい水はなるべく避け、体を温める白湯やホットのノンカフェインティーを選ぶのがお勧めです。
エアコンを点けると室内が温まりますが、油断していると肌の水分がどんどん奪われていきます。エアコンを使用するときは乾燥対策をしっかり行って、肌トラブルを回避していきましょう。