ちょっと心配なヒアルロン酸注入の副作用
公開日:2016/05/14 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 私たちの身近にあるヒアルロン酸
- ヒアルロン酸注入でできること
- ヒアルロン酸注入の気になる副作用
- 副作用を予防するには?
私たちの身近にあるヒアルロン酸
化粧品や健康食品に含まれ、目にすることが増えた「ヒアルロン酸」。「元々、人体に含まれる成分なので安心」や「長年にわたって医療現場で使われている」など、ヒアルロン酸の安全性を強調する内容もメディアで見かけることがあります。
しかし、「本当に安全なの?」と疑問をお持ちの方も多いのでは?そこで今回は、ヒアルロン酸の副作用に関する情報をご紹介したいと思います。
ヒアルロン酸注入でできること
ヒアルロン酸を使った効果的な治療とはどのようなものでしょうか。
ヒアルロン酸で治療できる症例は
- ・ニキビのあとや、毛穴の凹凸な、皮膚表面のへこみ
- ・加齢によるしわ、たるみ
- ・ハリがなくなりたるんだ乳房など
直接ヒアルロン酸を注射器で注入し、皮膚組織を膨らませ症状を改善します。
ボトックス注入とともにプチ整形の代表的な治療法のひとつです。
ヒアルロン酸注入の気になる副作用
1990年代後半にヒアルロン酸注入の施術が日本ではじまりましたが、開始当初から2014年9月時点まで、大きな副作用は報告されていません。しかし、なかには気になるトラブルも報告されています。
・アレルギー反応
もともと体内にある成分であるため、副作用を起こしにくいですが、体質によって稀にアレルギー反応を起こす場合も。
・持続力の高いヒアルロン酸
ヒアルロン酸の特徴は「時間がたつと体内に吸収されること」。そのため、継続性の高いヒアルロン酸は体内に吸収されにくい物質を添加してある可能性が高いです。
これらの製品を施術に使ったことで、「数年後に注入部位が岩のように変形した」「ベネフィット注入物が皮膚から飛び出した」などの例があります。
・注射針
経験不足の医師が施術を行い、神経に注射針を刺し、神経障害を起こしてしまったケースがあります。
副作用を予防するには?
ヒアルロン酸注入による副作用を予防するには、治療実績が豊富で、信頼できる医師やスタッフが在籍している医療機関で施術してもらうことが重要です。医師によって仕上がりに違いがあるため、治療方針の説明を受ける際には、施術の事例写真を見せてもらう、施術後の流れなど、十分に説明を聞きましょう。安全面、仕上がり具合、効果の持続期間、リスクなど疑問点は質問して、納得したうえで治療に臨むことが大切です。