背中の汗は更年期障害のせい?原因と改善法
公開日:2016/05/24 / 最終更新日:2024/03/12
この記事の目次
- 背中の汗が気になる
- 更年期障害でかく汗の原因
- 更年期障害による汗の改善法
背中の汗が気になる
背中に汗をかくと、シャツに汗染みができたりして気になるでしょう。背中はもともと汗をかきやすい部分ですが、突然大量の汗をかいた場合には、病気の可能性が考えられます。
背中に大量の汗をかく時には、更年期障害で体温の調節機能が衰えているかもしれません。
更年期障害でかく汗の原因
更年期に入ると、身体全体、または身体の一部がほてるホットフラッシュと呼ばれる症状がみられるようになります。ホットフラッシュになると、急な頭重感があり、身体が熱くなりだし、大量の汗をかきます。ホットフラッシュは、更年期に入ることで、女性ホルモンであるエストロゲンが減少することにより、自律神経が乱れることが主な原因です。
自律神経が乱れると、体温調節がうまく出来なくなり、急なほてりや、冷えを引き起こします。また肩甲骨の間は、褐色脂肪酸と呼ばれる熱を作る特殊な細胞がたくさんありますが、寒いと感じると、この部分が活性化し、熱を発します。そのため、更年期障害により自律神経が乱れ、体の冷えが起こると、背褐色脂肪酸が熱を生み出し、肩甲骨に近い背中から大量の汗が出ます。
更年期障害による汗の改善法
更年期障害は一時的なものなので、時間が経てば汗の問題も解決します。ただし、更年期障害は何年も続くことが一般的です。気になる背中の汗を改善するにはどうしたらいいのでしょうか。
更年期障害はホルモンバランスの崩れが原因のため、生活習慣を見直し、自律神経の乱れを整えることで、症状を軽減することができます。食生活では、減少したホルモンを補うよう、イソフラボンを含む大豆製品を摂取すると良いでしょう。また運動やサウナによって汗をかくことで、体温調節機能を鍛えてホットフラッシュの症状を抑えることもできます。
しかし、更年期障害の症状が重い場合には、医療機関を受診し、改善方法について診察を受けた方が良いでしょう。