これって多汗症?わき汗が気になる人は要注意!(多汗症診断)
公開日:2016/05/31 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 多汗症を疑おう
- 多汗症診断
- 深く診ていくと
- 二種類の多汗症
- 多種多様な多汗症治療
多汗症を疑おう
日常生活で、わき汗に困っている人は決して少なくありません。汗をかくだけといっても、大量に汗をかく場合、多汗症という病気の可能性があります。
ここでは、あなたが多汗症なのかどうか診断してみましょう。
多汗症診断
多汗症の目安は、原因不明のわき汗が半年~1年以上続いているかどうかです。また、両わきで同量の汗をたくさんかくかどうかも目安になります。
わき汗をかく日が週に1回以上あり、日常生活に支障をきたしている人も疑わしいでしょう。ただし、このような人の場合、眠っている時は、わき汗が気にならないという特徴があります。そして、同じ症状で悩む親類がいて、この症状が出始めた時期が25歳以前からという人は可能性が高いでしょう。
上記の中で、2つ以上思い当たる節があれば多汗症を疑った方が良いかもしれません。
深く診ていくと
さらに、わき汗が気になって人前に出るのが恥ずかしいほどであったり、緊張やストレスを感じるとわき汗が大量に出てしまう人、常にわき汗を気にしていて、タオルや制汗スプレーを何度も使ってしまう人、汗が気になるあまりシャツを着替えることがある人などは、もう病気と考えてよいレベルでしょう。
多汗症は、珍しい病気ではありません。日本人の中でも約6%が多汗症と診断されています。診察を受けていない人を含めれば、もっとたくさんの人が悩んでいる病気です。
二種類の多汗症
多汗症には、明らかな原因がない原発性多汗症と、疾患や服用している薬が原因となっている続発性多汗症の2種類があります。
どちらに当てはまるかによって治療方法は異なりますが、直すことが難しい病気ではありません。医療機関に行けば保険適用で治療を受けることができます。
多種多様な多汗症治療
多汗症には色々な治療法があり、塗り薬から手術まで、その人に合った治療を受けることができます。一番手軽な塗り薬は、根本的な解決にはなりませんが、徐々に効果が表れる可能性が高いでしょう。注射であれば、年に1~2回の治療で済むことが一般的です。しかし、こういった処置が効かない時には、薬を服用することもあります。重度の多汗症の場合には、手術で神経を切断することも可能です。
自分は多汗症かもしれないと思った人は、まず医療機関で診察を受け、自分に合った治療を探すと良いでしょう。