ワキ汗の臭いが気になる。もしかしてこれってワキガ?
公開日:2016/06/01 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- ワキ汗の臭いが気になったら
- ワキガの原因とは?
- ワキガという体質
- ワキガは遺伝する
ワキ汗の臭いが気になったら
ワキガは自分では意外と気づかないもので、他人に指摘されて初めて気付くというケースもあります。ワキガは自覚症状のない場合が多いので、気付いたら治療を始めた方が良いでしょう。
まずはワキガの原因から探ってみます。ワキガで悩む人にはいくつかの原因が考えられます。
ワキガの原因とは?
ワキガの主たる原因は、汗です。 汗と一口にいっても、汗が分泌される場所は「アポクリン汗腺」「エクリン汗腺」「皮脂腺」の3種類あり、その中でワキガの原因となるのが、「アポクリン汗腺」になります。
アポクリン汗腺は、ワキなどの特定部位にのみ存在します。ここから出る汗自体は、本来無臭ですが、そこに菌が混ざることでワキガの臭いになります。さらに皮脂腺から出る皮脂が加わることで、より強い臭いを発します。
エクリン汗腺は、運動した時などに出る、ほとんど臭いのない汗ですが、全身に分布しています。エクリン汗腺の汗に、アポクリン汗腺の汗が混じることで、強い臭いをもった汗がワキ全体に広がり、ワキガのにおいを発します。これがワキガの正体です。
ワキガという体質
ワキガの臭いは、アポクリン汗腺から出る汗の量で決まります。そのため体質による個人差が生じます。では、そもそもなぜワキガという体質が存在するのでしょうか。「アポクリン汗腺」は、人類が猿の時代にフェロモンを出すのに必要な腺だったそうで、その名残りと言われています。
ワキガは遺伝する
ワキガは病気というよりも体質的なものです。遺伝による部分が大きく、親がワキガだと子もワキガになる可能性が高まります。
一般的にワキガが発症するのは思春期以降と言われていますが、思春期を過ぎた二十歳頃から発症することもあります。発症する時期には個人差がありますので、ご両親またはどちらかがワキガの方は気をつけた方が良いでしょう。
ワキガは自覚症状のない人が多いです。気付いたらすぐに対応を考えましょう。