レーザー治療・エイジングエア専門の美容皮膚科シロノクリニック

白斑の治療方法

公開日:2016/08/07 / 最終更新日:2020/12/18

城野 親徳城野 親徳総院長

白斑の治療方法

この記事の目次

  • 白斑の治療方法は多種多様
  • 白斑の治療法1 塗り薬
  • 白斑の治療法2 紫外線治療
  • 白斑の治療法3 植皮手術

白斑の治療方法は多種多様

白斑のはっきりとした原因は現在も不明な部分が多く、様々な治療法が試みられています。
今回は日本国内で行われている主な治療方法についてご紹介しましょう。

白斑の治療法1 塗り薬

初期の白斑治療に用いられる治療法が塗り薬(外用薬)です。白斑治療に使用される主な外用薬をご紹介します。

1. ステロイド剤 初期の症状には副腎皮質ステロイド外用剤が有効です。長期間常用することで、皮膚が薄くなる、免疫が低下するなどの副作用があり短期の治療に向いています。

2. 活性型ビタミンD3外用剤 一般に「乾癬」という皮膚病に用いる外用薬ですが、白斑の症状緩和にも効果があるとみられています。

白斑の治療法2 紫外線治療

紫外線治療は、患部に紫外線を照射し、黒色のメラニンを作り出すことで肌に色を与える治療法です。日本皮膚科学会では、尋常性白斑をもつ16歳以上の患者さんには、初期から紫外線治療と外用療法を組み合わせた治療を勧めています。

1. PUVA
患部に外用薬を塗布した後、紫外線を照射する治療法です。

2. ナローバンドUVB
PUVAよりもさらに効果の優れた紫外線治療法がナローバンドUVBです。 治療前に外用剤を塗る手間がなく、週2~3回の治療で1カ月後にはほとんどの患者さんに色素の再生効果があるとされています。

3. エキシマレーザー/ライト
通称ターゲット光線療法とも呼ばれ、白斑の部分のみに集中して紫外線を当てる治療法です。患部外の紫外線の影響が少なく、照射時の光老化や発がんのリスクが低い点が特徴です。

紫外線治療による色素の再生は、点々とした複数のシミができるところから始まり、次第に複数のシミが結びつき他の肌色を取り戻していきます。そのため治療中の白斑部分はぶちの入ったような見た目になります。

白斑の治療法3 植皮手術

白斑が現れている場所に、正常な皮膚の細胞を移植する治療方法です。顔面の左右片方など、神経の流れに沿って生じる白斑に用いられます。主に顔や手など容姿に関わる部位に行われ、外用薬や紫外線照射では効果がなかった場合の治療方法として選択することができます。

白斑治療には根治的な治療法が確立されておらず、治療の効果も個人差があります。白斑を発症した時は信頼のできる主治医と二人三脚で根気よく治療をおこなっていきましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。

城野 親徳先生の治療が受けられるのはこちら

シロノクリニック恵比寿院

シロノクリニック恵比寿院

〒150−0012

東京都渋谷区広尾1-1-40恵比寿プライムスクエアプラザ2F

0120-114-422