赤ちゃんのあざって大丈夫?
公開日:2016/08/11 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 赤ちゃんのあざには様々な種類がある
- 日本人の赤ちゃんに多い「青いあざ」
- 場合によっては治療も必要?赤ちゃんの「赤いあざ」
- 「黒あざ」は要注意?
- 「白いあざ」は治療が必要?
赤ちゃんのあざには様々な種類がある
皮膚の中にあるメラニン色素や毛細血管が増えると皮膚表面に「あざ」となって発生します。
赤ちゃんのあざには先天性のタイプと、後天性のタイプの2種類があります。また、発生した色の違いにより「赤あざ」や「青あざ」「黒あざ」「白あざ」などがあります。今回は色別に、あかちゃんのあざの種類と対処法をご紹介します。
日本人の赤ちゃんに多い「青いあざ」
赤ちゃんの青あざは、主に黄色人種に多いとされている、蒙古斑(もうこはん)と呼ばれるあざです。蒙古斑は先天性に発生するあざで、腕や腹部、お尻などに多く見られます。
個人差はありますが、10歳頃までには多くの場合見えなくなり、特に治療の必要性はありません。
場合によっては治療も必要?赤ちゃんの「赤いあざ」
皮膚の「真皮層」で、毛細血管が増えすぎた場合に現れるのが「サーモンパッチ」と呼ばれる赤いあざ。主に赤ちゃんの額部分や目の周りなどに現れることが多く、3、4歳までに自然と消えることがほとんどです。
赤色が薄く残ってしまう場合もありますが、治療で赤色を消失されることが可能です。気になる場合には皮膚科医に相談してみましょう。
「黒あざ」は要注意?
黒あざは、いわゆる「ほくろ」と呼ばれているもので、自然に消えることはありません。先天性のものも後天性のものもあり、小さければ治療をする必要はありません。
しかし、大きさが6mm以上の場合や、左右が非対称になっている場合には皮膚ガンである可能性も…。気になった時には皮膚科を受診するようにしましょう。治療法としては、外科的手術やレーザー治療が適応されます。
「白いあざ」は治療が必要?
生後まもなく発生することのある「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」と呼ばれる白いあざ。このあざは、肌を守るメラノサイトが少なくなっているため生じます。大きな害はありませんが、ビタミンやステロイドを配合した塗り薬、紫外線の照射などで治療が可能です。
あざの種類によって対処法が異なります。自然に消失するものもあれば、放っておくとガンになってしまうものもあるため、赤ちゃんのあざについて悩みがある場合は、早目に皮膚科に相談してみましょう。