ほくろの毛は抜いてはダメ?
公開日:2016/08/22 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- ほくろの毛は、どうして生えるの?
- ほくろの毛は抜いても大丈夫?
- どうしても毛が気になってしまう場合
- 病気の可能性は?
- ほくろを慢性的に刺激するのは危ない・・・?
ほくろの毛は、どうして生えるの?
メラニン色素のメラノサイトが活性化すると色素性母斑細胞ができます。この色素性母斑細胞がほくろから毛が生える原因となります。
元々ほくろはメラニン細胞が変化した母斑細胞の増殖によって発生しています。そのため、ほくろがある場所はメラニンの生成が活発化しています。そのため、他の毛穴よりも太く、長い毛が生えやすくなります。ほくろの毛は、20代から生える人も少なくはありません。
ほくろの毛は抜いても大丈夫?
ほくろの毛は、抜くとガンになると言われていますが、やはり医学的に見て抜かない方が無難でしょう。ほくろは、皮膚の表面にできてしまった良性の腫瘍です。
いくら良性だからといってこの腫瘍に強い刺激を与えたり、紫外線を当てすぎますと悪性の腫瘍に変わってしまうことがあります。抜くことで皮膚の奥まで傷をつけてしまう恐れがありますので、慎重に対処したほうが良いでしょう。どうしても毛が気になってしまう場合若い女性など、どうしてもほくろの毛が気になってしまう場合は、抜くのではなくはさみなどで切ると良いでしょう。抜いてしまっても、毛穴から毛は繰り返し生えてくるので、その都度処理をする必要があります。はさみを使う時も、皮膚の奥に傷をつけないように気をつけて切りましょう。
病気の可能性は?
ほくろから悪性腫瘍が発生した場合、ほくろの毛穴自体が壊れてしまっているため毛が生えてくることはありません。そのため毛が生えているほくろは安心です。
ほくろの毛が他の毛よりも濃くなったり長くなったりすることもありますが、これはメラノサイトが活性化しているためですので特に心配する必要は無いでしょう。
ほくろを慢性的に刺激するのは危ない・・・?
ほくろを慢性的に刺激するとガンになる可能性があると言われています。全てのほくろが刺激によりガンに発展するわけではありませんが、ほくろへの慢性的な刺激は、悪性腫瘍を引き起こすこともありますので、ほくろを触り続けるのは避けて、気になるほくろは専門医師に相談して除去してもらいましょう。