ボトックスの効果は期限付き?
公開日:2016/09/19 / 最終更新日:2020/12/21
この記事の目次
- ボトックスの持続期間には差がある?
- ボトックスの持続期間に期限がある理由
- 目的別ボトックスの持続期間
- 効果を持続させるには定期的な施術がお勧め
ボトックスの持続期間には差がある?
1回のボトックス注入の効果は永続的ではなく、さらに治療の目的別に効果の持続期間が異なることをご存知でしょうか? 今回は、ボトックスの効果に限りがある理由と、さまざまな治療法におけるボトックスの効果持続期間を治療内容別にご紹介します。
ボトックスの持続期間に期限がある理由
ボトックスは、神経の働きを妨げるボツリヌス菌から神経に働く毒素だけを抽出し、精製・製剤を行った薬剤です。 「ボトックス注入」では神経と筋肉を繋ぐ部位にボトックスを注射することにより、筋肉の動きを司る神経の働きをブロックします。そのため、しわの改善、痩身などさまざまな治療効果が期待されます。
しかし、ボトックスは4~6カ月程度で体内に吸収される特性があります。そのため、効果を継続させるには定期的に注入を行う必要があるのです。 さらに、定期的なボトックス注入により筋肉そのものが退化するため、初回よりも2回、3回と回数を重ねていく毎に効果の持続期間が長くなるという特徴があります。
目的別ボトックスの持続期間
治療目的別にボトックスの効果が持続する期間をご紹介します。
【小顔ボトックス】
約半年ほどでボトックス効果はなくなります。回数を重ねるほど、小顔効果が定着しやすいため、4~6カ月の間隔を開けて5回前後の施術を行うと、半永久的に小顔効果を得られます。
【しわ治療ボトックス】
平均的な持続期間は半年ほどです。しかし、肌質やしわの深さによって変化し個人差があります。保湿や紫外線対策など日頃のスキンケアに力を入れることにより持続性が高まります。
【多汗症ボトックス】
多汗症の効果期間は4~5カ月程度です。夏場のみ汗の量が気になる場合には、発汗が盛んになる暑い時期にのみ施術を受けることもできます。
【ふくらはぎの痩身施術】
効果は半年程度。回数を重ねるごとに効果期間が長くなりますが、激しい運動やトレーニングなどによってふくらはぎの筋肉を鍛えると効果が薄れます。
効果を持続させるには定期的な施術がお勧め
筋肉に作用するボトックス注入は、施術を複数回受けることで、治療効果が持続する期間が長くなります。継続した効果がほしい方は、治療目的に合わせ、担当医師と頻度や回数を相談しながら施術を受けて悩みを解消しましょう。