ダイエットにも効果的! 腸もみで体の内側から美しく
公開日:2019/06/16 / 最終更新日:2022/05/20
ダイエットで思うように結果が出ないとお悩みの方は、一度自分の腸内環境をチェックしてみませんか? 腸内環境の改善は、ダイエットにも効果的です。
今回は、腸の働きやダイエットに効果的な腸もみについてご紹介します。簡単に実践できるので、ぜひ試してみてください。
腸の役割と便秘
腸は食べ物の消化や排便だけでなく、病気の感染から私たちを守る免疫やホルモンの生成など、さまざまな役割を担う臓器です。
腸内には善玉菌と悪玉菌、その中間となる日和見菌の3種類が存在し、最も多く存在するのが日和見菌です。善玉菌と悪玉菌では基本的に善玉菌の割合が多いですが、悪玉菌の割合が増えると腸内環境が乱れます。
腸内環境の乱れは便秘や下痢を引き起こし、さらには自律神経にも悪影響を与えてしまいます。
また便秘が続くと代謝が悪くなり、肌荒れや吹き出物といった肌トラブルにつながるだけでなく、ダイエットの妨げにもなります。
腸もみで効率の良いダイエット
便秘や腸内環境の改善に効果的として、近年注目を浴びているのが腸もみです。便秘が改善され腸内環境が整えば、代謝もアップしダイエットに効果的です。小腸と大腸の両方にアプローチして、便秘解消や腸内環境の改善を目指しましょう。
・腸もみの方法
【小腸】
軽くアーチを作った両手でおへそのまわりを時計回りにゆっくりと押していきます。力を入れすぎないよう注意しながら、4秒かけて押さえて4秒かけて離すという動きを繰り返し、小腸を刺激しましょう。
一周したら5mmほど外側にずらしてまた一周、その後また5mmほど外側にずらし、徐々に大きな円になるよう意識しながら行います。
【大腸】
大腸をもむときは便が滞りやすい四隅を刺激するのがポイントです。左の肋骨の下と右の腰骨の内側をつかんで1分30秒ほどもんだ後、手を入れ替えて右の肋骨の下と左の腰骨の内側をつかみさらに1分30秒ほど、全部で3分間腸もみを行います。腸を押さえるときはゆっくりと息を吐きながら行うとより効果的です。
・食物繊維の摂取で腸内環境改善
腸もみと並行して食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取すれば便秘解消につながり、腸内環境改善に効果的です。りんごや海藻、キャベツなどの水溶性の食物繊維は腸内で柔らかい便を作るため、便が硬くなりやすい方にお勧めです。
一方、下痢になりやすい方は玄米やきのこ類、イモ類などの不溶性食物繊維を積極的に摂取しましょう。水溶性と不溶性の食物繊維を1:2の割合で摂ると理想的です。
腸もみは便秘や下痢に有効なだけでなく、腸内環境の改善、さらには代謝のアップにも効果を期待できます。
朝起きたときや就寝前など、まずは気付いたときに実践してみましょう。腸内環境を健康に保つことがダイエットの近道となります。