秋冬に感じやすい肩こりは血行不良が原因! 効果的な対策とは?
公開日:2019/11/01 / 最終更新日:2022/05/19
慢性的に肩こりに悩んでいるものの、秋冬になるとさらに症状が悪化することはありませんか? この季節に感じる重い肩こりの症状は、実は血行不良が原因です。
血行不良を招く日常の悪習慣を挙げながら、肩こり解消に効果的な対策をご紹介します。
■秋冬に肩こりがひどくなるワケは
・寒さからの血行不良
秋になり急に冷たい風が吹きつけると、体温を逃さないように血管が収縮することで血流が悪くなります。
血行が悪くなると、肩をはじめとした全身に血液が循環しなくなって冷えを感じるようになり、慢性的なものになると冷え性になってしまいます。
これによって筋肉が凝り固まったように硬くなり、疲労物質などが溜まったままスムーズに流されないために、重い肩こり症状となるのです。
・猫背や腕組み
寒くなってくると、無意識に背を丸めて猫背になったり、体の前で腕を組んだりするようになります。このような姿勢を取っていると、肩や首周りに余計な力が入り、筋肉がこわばってしまいます。
気温が低い場所で身を縮めるのは人間の本能的な行動なのですが、悪い姿勢が習慣化してしまうと肩こりが悪化してしまいます。
・運動不足
運動は、血液の循環をスムーズにするためにとても効果的です。
しかし気温が下がると外に出るのが億劫になり、体を思いきり動かすことをしなくなる人が多くいます。 加齢によって筋肉量が減ると基礎代謝が落ちるため、何もしないと体は冷えていくばかりで、肩こりも悪化します。
■秋冬の肩こりを解消する方法
秋冬の肩こりの主な原因は血行不良によるものなので、血流を促してあげることが効果的です。
お風呂に浸かってゆったりと過ごす時間を作ったり、ホットタオルを肩に当てたりして、肩を温めて血行促進を心掛けましょう。
日常的に疲労やストレスを感じている方は、自律神経を整えるために生活習慣を規則正しいものにしましょう。
睡眠時間をたっぷり取るようにして、寝る前のスマホやパソコンは控えるようにし、体や脳をゆっくり休ませてあげてください。
定期的に体を動かすことも大切です。 例えば通勤で、いつも家を出る時間よりも少し早めに出て一駅分歩いてみる、エスカレーターではなく階段を使うようにするなど、日常で少しずつ実践できることから行いましょう。
また、肩甲骨を意識して腕を大きく回すストレッチを行うと、肩全体の血行が良くなります。
パソコンやスマホ、読書などで下を向いてばかりいる人は、肩が丸まって体の内側に入りがちな人が多いので、胸を大きく開いた姿勢をキープするようにしてください。
秋冬に症状が重くなる肩こりは、体を温めて血行を良くし、適度に運動をする規則正しい生活を送ることで、改善が期待できます。
何か特別なことをしなくても健康的な暮らしを心掛けることが、肩こりにとっての一番の薬。
ぜひご紹介の改善方法を実践して、快適な毎日を過ごしてください。