乾燥こそメイク崩れの元凶! 秋冬メイクの下地作りのコツとは?
公開日:2019/11/01 / 最終更新日:2022/05/19
汗や皮脂の多い夏にメイク崩れで悩んだ人は多いと思いますが、実は秋冬もメイクが崩れやすい季節です。せっかくキレイにメイクを仕上げても、肌が乾燥していればあっという間に崩れてしまいます。
そこで今回は、キレイにメイクをキープするための秋冬の下地の作り方についてご紹介します。
■秋冬のメイク崩れをもたらす「乾燥」の原因とは?
・空気の乾きや気温低下による「乾燥」
秋になると途端に空気が乾燥したように感じるのは、湿度が大幅に下がるからです。肌にとって最適な湿度は、65%程度と言われています。
また、気温が下がることで血流量が低下し体温も下がるため、肌に十分な水分や栄養を届けることができなくなります。 ターンオーバーのペースが落ちることも、乾燥を引き起こすことの原因です。
・空調による「乾燥」
気温が下がると、ガスファンヒーターやエアコン、床暖房を使って部屋を暖めます。
部屋を暖めることで室温は上がりますが、空気中の水分量が減るので、湿度が低くなって乾燥を感じるようになります。 また、ガスファンヒーターやエアコンの乾燥した空気が肌にあたることで、肌の表面の水分を蒸発させてしまいます。
・加齢による「乾燥」
年を重ねるごとに肌のヒアルロン酸やコラーゲンの生成量が減少し、肌自身が潤いを保つことができなくなります。これが老化の元であり、シワやハリのなさなどエイジング現象を強く感じるようになります。
加齢は新陳代謝の衰えも招くので、20代の若い頃に比べて血流や代謝が悪くなり、ターンオーバーの周期が長くなりがちです。
本来であれば毎日次々と新しい肌細胞が生まれ、古い細胞が表面に押し上げられるようにして約28日に一度のペースで生まれ変わりを繰り返します。しかし、このペースが滞ると剥がれ落ちずに積み重なった古い角質がごわつき、いくら水分や栄養を補給しても肌の奥まで届かなくなってしまいます。 これに秋冬特有の乾燥した空気や気温の低さ、空調の風の影響が加わることで、ますます乾燥感が悪化してしまうのです。
■乾燥を防ぐ対処法とは?
秋冬のメイク崩れは、肌が乾燥することでこれを補おうと皮脂の分泌が盛んになるために起こります。
そのため秋冬メイクの下地作りは、保湿対策を十分に行うことが最大のポイントです。
アラフォー世代の肌は、ターンオーバーの衰えで角質が厚くなっていることが多いので、化粧水の前にブースターを使ったり、定期的にピーリングをしたりして、肌に保湿成分や栄養が浸透しやすい状況を作ってあげましょう。
少しでも時間に余裕があれば、朝のメイク前に乾燥しやすい目元や口元へのコットンパックをするのもお勧めです。 その他にも、こまめに水分を摂るようにする、エアコンなどの空調を使って室内を暖める時には加湿しながら行うようにすることも大切です。
秋冬の乾燥は、どうしても避けられないものです。乾燥に立ち向かうための保湿対策を十分に行って、美しいメイク状態を長時間キープしてください。