無知は恐ろしい! 乾燥肌を悪化させるNG習慣
公開日:2019/11/01 / 最終更新日:2022/05/19
冬に多い肌の悩みは、やはり乾燥からくるもの。しかし、普段何気なく行っていることが実は乾燥肌を招いている可能性があります。
乾燥肌対策だと思ってやっていたことが実は逆効果だった、なんてことがないように、乾燥肌を悪化させるNG習慣について知っておきましょう。
■肌が乾燥するとどうなる?
冬になると肌につっぱりを感じたり、痒みを感じたりする人がいます。また、脛などが粉を吹くという人もいるでしょう。
これらはすべて、乾燥が原因です。体全体の水分量が少なくなることが原因のため、以前は高齢者に多く見られましたが、現在では若い人にも増えています。 では、冬の乾燥肌対策を正しく行うにはどうすればいいのでしょうか。
■冬の正しい乾燥肌対策
・エアコンやファンヒーターによる乾燥に注意
若い世代に乾燥肌が増えた原因のひとつに、エアコンやファンヒーターが挙げられます。これらは寒い季節に欠かせないものですが、室内の空気をさらに乾燥させてしまうため、注意が必要です。
加湿器を使用したり、顔だけでなく体全体に保湿クリームを塗ったりして、エアコンやファンヒーターによる乾燥から肌を守りましょう。
・長時間の半身浴は体の水分を奪うことに!
寒い冬、長風呂をして体を温めたいという人も多いはず。特に女性は、美容やダイエットのために半身浴で長時間湯船に浸かる人もいるでしょう。
しかし、長時間の入浴は体から水分を奪い、かえって乾燥肌を招いてしまいます。また熱いお湯に浸かるのも、肌に刺激を与えてかゆみを引き起こす原因となります。 お風呂に入る時は、入浴前後にしっかりと水分補給を行い、ぬるま湯に15分~20程度浸かるのがお勧めです。
・忘れずに水分補給を
入浴前後でなくとも、水分を補給することは大切です。冬は夏に比べて水分補給を意識しない人が多いですが、汗をかきにくい冬こそ水分を体の内側から補給してあげる必要があります。こまめに水を飲み、不足する体の水分を補いましょう。
・紫外線対策を怠らない!
水分補給と同じく、夏ほど意識しないのが紫外線対策です。確かに冬の紫外線は夏の3分の1ほどといわれていますが、対策を怠る冬だからこそ、肌に紫外線が届きやすくなってしまうのです。
紫外線は肌のターンオーバーを乱し、水分の補給力やバリア機能を低下させ、乾燥肌を引き起こします。SPFやPAの高すぎない日焼け止めを塗るなどして、冬も紫外線対策を行いましょう。
■少しの心掛けで乾燥肌対策を
寒さを和らげようと思ってつける暖房器具や長い入浴、冬だからといって気にしていなかった水分補給や紫外線対策など、この季節だからこそやってしまいがちなNG習慣をご紹介しました。 しかし、いずれも少しの心掛けで簡単に改善できるものです。体に水分を与えてあげることを意識して対策を行い、乾燥から肌を守りましょう。