いつものお風呂が美肌を遠ざける!? 正しい入浴方法で健康肌を目指そう
公開日:2019/04/24 / 最終更新日:2022/05/23
美容のために毎日お風呂に入っている方は、正しい入浴方法を実践できていますか? ただ単にお風呂に浸かるだけでは、肌にダメージを与えることがあります。
今回は間違った入浴方法が肌に与える影響と、お風呂の効果をより引き出す正しい入浴方法についてご紹介します。
間違った入浴方法が肌に与える悪い影響
間違った方法で入浴を続けると乾燥や肌荒れなどを招くことがあります。では間違った入浴方法というのは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
・乾燥の原因
一番風呂に入ったとき、肌がピリピリするような感覚になったことはありませんか? これは水道水に含まれる塩素が肌に刺激を与えるためといわれています。また一番風呂は不純物が少なく、人間の体液よりも湯船の浸透圧が低いため刺激を感じ、肌の水分を奪って乾燥を招くことがあると考えられています。
また指がふやけるほど長い時間お風呂に浸かるのも乾燥の原因です。肌がふやけるのは肌のバリア機能が低下して必要な皮脂がなくなっている状態なので、体が温まったら湯船からあがるようにしましょう。
・肌荒れ、くすみの原因
入浴時に毎日石鹸で体を洗う方は多いでしょう。しかし、毎日洗うと必要な皮脂まで洗い流してしまいます。また硬めのタオルを使うと肌水分が蒸発しやすくなるので、ニキビなどの肌荒れに繋がることがあります。
入浴中にスマートフォンを使うのも美容にはよくありません。入浴時は体がリラックスして副交感神経が優位になりますが、スマートフォンを操作することで交感神経が活発になり自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経のバランスが崩れると血液の流れが悪くなり、肌荒れやくすみを引き起こす原因となります。
正しい入浴方法
お風呂は正しく入ることで美肌や健康効果を高めることができます。ポイントを抑えて、肌や体に負担がかからない入浴を心掛けましょう。
・熱いお湯やさら湯には浸からない
お風呂に浸かるときは38℃~40℃の温度に設定し、さら湯ではなく入浴剤を入れるようにしましょう。入浴剤は塩素を除去してくれる成分を含んでいるものが多いので、塩素によるダメージを減らすことができます。さらに湯船の浸透圧を上げて刺激を和らげてくれるので、肌をいたわりながら潤いを保てます。
・皮脂腺の少ない部位は毎日洗わない
体を洗うときは皮脂腺の多い胸や背中の上部、脇などを洗うようにします。石鹸をよく泡立てて、手のひらで洗うと肌を傷つけません。体の汚れは多くが水溶性なので、お湯で流すだけで落とすことができます。腕やすねなどの皮脂腺の少ない部位を毎日石鹸で洗うと乾燥するので注意しましょう。
また入浴後は水分がどんどん蒸発するので、すぐに水気をふき取りスキンケアを行ってください。
お風呂に浸かると疲れがとれたりリラックスしたりできますが、間違った入浴方法をしていてはせっかくのバスタイムが台無しです。今回ご紹介した正しい入浴方法で、リラックスしながら美肌を手に入れましょう。