ヘアサイクルの乱れが招く髪の老化とエイジングケアについて
公開日:2017/03/18 / 最終更新日:2019/08/25
髪が老化すると単に髪質が悪くなるだけでなく「白髪」や「薄毛」「抜け毛」といった、その人の見た目年齢を上げるような現象が起こってしまいます。
髪を老化させないためにはヘアサイクルを乱れさせないことが大事になりますが、このヘアサイクルという言葉を知らなかった方も多いのではないでしょうか。
今回は髪の老化と大きな関わりを持っているヘアサイクルと、髪のエイジングケアについてご紹介します。
ヘアサイクルって何??
髪は1日に0.3~0.5ミリほどのペースで伸びて、一定期間伸び続けると自然に抜け落ちるようにできています。
そして抜け落ちた所からはまた新しい髪の毛が生えてくるわけなのですが、この1本の髪が成長し始めてから抜け落ちるまでの期間のことをヘアサイクルといい、だいたい4~6年で1周するようになっています。
ヘアサイクルは30~35歳くらいをピークに乱れていき、だんだん薄毛や抜け毛が発生するようになってきます。
ヘアサイクルを乱れさせる原因と対策
今回はヘアサイクルを乱れさせる原因を分かり易く2つに分類させて頂きました。
それぞれの原因と一緒に、髪のエイジングケア方法についてもご紹介します。
①血行不良
何らかの原因によって頭部を含めた全身の血行が悪くなると、髪の毛に栄養が運ばれにくくなってヘアサイクルが乱れてしまいます。
血行の良し悪しはあらゆる生活習慣と関わっているので、まずは規則正しい健康的な生活を送ることが重要です。
血行を良くするためには以下のようなことを心掛けていきましょう。
・ストレスを少なくする
・適度な運動をする
・十分な睡眠をとるようにする
・タバコ、過度な飲酒を控える
・頭皮マッサージをする
②ホルモンバランスの変化
男性ホルモンが作り出す「ジヒドロテストステロン」という物質が、髪の再生能力を落としてヘアサイクルを乱れさせてしまいます。
男性はもちろんのこと、女性の体の中にも男性ホルモンは存在します。
例え女性であっても加齢するにつれて男性ホルモンが増えてジヒドロテストステロンの分泌量も上がってしまうため、薄毛や抜け毛に悩まされることになってしまうのです。
ジヒドロテストステロンの分泌を抑制させる方法は薄毛治療薬がメインとなってきます。
まずは先ほど挙げたような血行を良くする生活を送るよう心掛けて、それでも髪の老化がなかなか改善されない場合は薄毛治療薬の使用を考えてみましょう。