明日葉（あしたば）とは

明日葉はセリ科の多年性植物で、伊豆諸島や紀伊半島をはじめとした比較的暖かい地域に生息しています。
「今日その葉を摘んでも明日には新しい芽を出す」といわれているほど植物の中では非常に強い生命力を持っているため、1つの説として名前の由来はそこから来ているともいわれています。
その栄養価は他の主要な野菜類に引けをとらないほど高く、ビタミン類や食物繊維が豊富であるため、日本や中国では古来より薬草として用いられていました。
明日葉に含まれている成分の中で、特にむくみ対策に効果的といわれているのが「カルコン」と「カリウム」という2つの成分です。

明日葉に含まれている2つの主な成分

・カルコン

カルコンはポリフェノールの一種で、血液循環を良くして老廃物を体外へ排出させる作用があるため、むくみの解消に効果的とされています。
また抗菌・抗酸化作用、抗腫瘍、抗炎症作用などがあるともいわれています。

・カリウム

カリウムは生物にとっての必須元素で、カルコンと同様にダイエットには欠かせない成分となっています。
血液中のナトリウムの濃度が高くなると血管内には水分が溜まりやすくなるため、むくみや高血圧を引き起こしてしまいます。
カリウムには体内の水分代謝を活発化させて血液中のナトリウムを体外に排出させる効果があるので、摂取することでむくみを解消しながら高血圧の予防にもなるといわれています。

最後に注意点についてですが、明日葉は野菜であるため適量を食べたりサプリとして摂取することについては特に問題ありません。
しかし体質や食べ合わせ次第によっては副作用が発生した例も報告されているので、食べ過ぎなどには気を付けるようにしましょう。