ほうれい線よりも厄介!? ゴルゴ線について
公開日:2017/04/15 / 最終更新日:2019/08/25
年齢を重ねると顔にできる「ほうれい線」については皆さんも知っているかと思いますが、それでは「ゴルゴ線」という同じく顔に発生する線はご存じでしょうか?
今回は誰の顔にも発生する可能性があるけどまだあまり知られていない、ゴルゴ線の概要と発生する原因についてご紹介します。
ゴルゴ線は女性の大敵
ゴルゴ線とは目頭からななめ45度くらいの角度で下に向かって走る線のことで、漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔に描かれていたことからその名前が付けられたといわれています。
しわについてあまり詳しくない方はほうれい線と間違えてしまうこともあるかもしれませんが、ほうれい線は鼻の横あたりにできる線であるため、発生する場所は少しずつ違っています。
顔にできると老け顔に見えて暗い印象を与えてしまうため、ゴルゴ線はほうれい線と同じく女性にとっての大敵であるといえるでしょう。
ゴルゴ線が発生してしまう4つの原因
- 1. 表情筋の衰え
顔には細かく分類すると実に57種類もの筋肉があり、それらを総称して表情筋と呼んでいるのですが、表情筋は手足の筋肉と同じように加齢や筋肉の可動不足によって衰えていきます。
表情筋が衰えると密接する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなるため、それがたるみとなって外観に現れてしまいます。
ゴルゴラインは表情筋の中でも特に「大・小頬骨筋」「上唇挙筋」「眼輪筋」が衰えることで発生するといわれています。
- 2. 皮下脂肪の衰え
皮下組織は一般的に男性よりも女性、そして成人よりも子どもの方が発達しているのですが、皮下組織内にある皮下脂肪は加齢によって代謝機能が衰えることで肥大化し、さらに重力により垂れ下がることで「たるみ」となってしまいます。
- 3. 肌のハリ不足
年齢を重ねるにつれて顔の脂肪が減少して肌のハリが無くなってしまいます。
すると筋肉のスジがくぼみとなって現れるため、そのくぼみの溝に沿ってラインが出来てしまいます。
- 4. 肌弾力の低下
肌内部には真皮という肌の美しさをキープするために欠かせない皮膚の層があるのですが、そこではコラーゲンがまとまった束を作っていて、その間にエラスチンが張り巡らされていることで真皮を支えています。
しかし加齢するに伴って真皮のコラーゲン量が減少し、また紫外線を浴びることでコラーゲンの束の間に張り巡らされているエラスチンの質が変化してしまうため、真皮を支えきれなくなって肌のハリや弾力を失わせてしまうのです。
また年齢と共に肌の水分保持能力も低下していくため、潤いが失われて肌のたるみを起こし、ゴルゴラインを発生させてしまいます。
これらの原因からお分かり頂いたと思いますが、ゴルゴ線はほうれい線と同じように年齢を重ねるほど発生しやすくなってしまうものです。
そのためゴルゴ線を発生させないためには「顔の筋肉を鍛える」「肌の潤いを保つ」といったフェイスケアに毎日少しずつ取り組んでいくことが重要なのです。